販売:株式会社オーラルケア(ロッテ)
商品:キシリトールガム
配合成分:キシリトール100%
特徴:+2成分(フノラン・リン酸カルシウム)を市販品より多く配合。矯正装置や義歯につきにくいガムベースを使用。
4-2.タブレット
ガムを噛むことが習慣としてない方や治療の途中でガムを噛めない方にはタブレット状の製品もあります。
歯科専売 キシリトールタブレット
販売元:株式会社オーラルケア(ロッテ)
商品:キシリトールタブレット
配合成分:キシリトール100%
5.効果的な食べ方
5-1. 5分以上は唾液を飲み込まない
キシリトール成分が溶けだした唾液を,お口の中にできるだけ5分以上は溜めておくと効果が期待できます。
できるだけ、唾液を飲み込まないほうがよいとよいとされていますが、おいしく食べることも大切です。
5-2. 1日の摂取量は5~10gを継続して摂取する
キシリトールガムの場合は1度に2粒噛みましょう。1日3回以上摂取を3か月以上の長期に渡って使用するとさらに効果が期待できると研究結果がでています。
ただし幼児の場合はお腹がゆるくなりやすいため3~5g程度大人の半分ほどに抑えましょう。
6.注意点
6-1.お腹がゆるくなることもある
1日10g以上摂取するとお腹がゆるくなることがありますが、それはキシリトールには、吸湿性があり、水分を多く取り込むことが知られています。
その水分が腸で分解されたとき、普段より多く水分があるため、おなかがゆるくなると言われています。おなかがゆるくなる事は便秘の人は有効かもしれませんね。特に心配な方は、必要以上に摂取することを避けましょう。
6-2.過信しすぎない
キシリトールを摂取しつづける事により虫歯予防効果は期待できますが過信しすぎないようにしましょう。
毎日のセルフケアが最も虫歯予防になる事を忘れずにしっかりとしたケアを行い、また定期的に歯科を受診し検診を受けましょう。
歯磨きの方法について詳しくは、「歯科衛生士が教える歯磨き方法!時間/回数/タイミング」をご覧ください。
6-3.カロリーが高い
砂糖に比べカロリーは低いですが、砂糖の75%程度のカロリーがあり摂取しすぎには注意しましょう。
7.フッ素とキシリトールの違い
フッ素の効果は歯のエナメル質強化、再石灰化の促進、細菌(虫歯菌)の活動の抑制などです。
フッ素もキシリトールもどちらも虫歯予防効果が期待できます。一緒に使用しても問題はありません。
注意点としてはどちらも過信しないこと、フッ素もキシリトールも使用しているからと言って虫歯にならないとは限りません。しっかりとしたセルフケア、定期的な歯科検診も大切です。
8.糖尿病との関係
キシリトールは体内に吸収される際にインシュリンを必要としません。消化器官からの吸収率が高いため血糖値の上昇が緩やかなのも特徴です。
砂糖を摂取した場合に比べ半分ほどの上昇率です。ただし半分程度とはいえ血糖値を上昇させる作用はありますのでご注意ください。
9.妊娠中の摂取について
妊娠中にキシリトールガムを食べることは特に問題はありません。
出産直後の赤ちゃんの口腔内には虫歯菌はいません。出産後何らかの原因(母子感染など)で虫歯菌が感染します。
出産前からキシリトールを摂取しご家族の口腔内の虫歯菌を減らし赤ちゃんへの虫歯菌の感染リスクを下げることをオススメします。
※まずは、お母さんのお口の中に虫歯菌が多くいるのかを検査することをおすすめします。その結果をみて、歯科医院で相談をしましょう。
妊娠中の歯科検診については、「妊婦になったら歯科検診に行くべき!その理由と治療について」をご覧ください。
まとめ
虫歯は、虫歯菌の数が多い少ないにかかわらず、食生活が大きく関与しています。
キシリトールは虫歯の予防に期待はできますが、まずは、食生活の見直しや正しい歯磨き習慣を身につけることが大切です。
まずは、定期的に歯科を受診し歯科検診を受ける事をオススメします。
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