親知らずの抜歯後は歯磨きとうがいの方法に注意しよう

その場合、出血や痛みがある場合は抜いた側はブラシを当てなくても問題はありません。歯ブラシを当てることで、返って痛みが悪化したり、出血したりすることもありますので、抜歯当日は無理に磨かなくても大丈夫です。

2日目に、歯科医院へ消毒へ行く際に、磨き方を確認しましょう。

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1-6-2.傷口の糸に注意

抜いた歯の周りの歯茎には触れないように歯磨きをしましょう。

糸で縫い合わせている部分に歯ブラシの毛先が引っかかると、痛みを感じる場合があります。痛みを感じるようであれば、普段使用している歯ブラシよりも少し柔らかめのものを使うとよいでしょう。

おおよその場合、糸を抜くのは抜歯後1週間から2週間ですので、その期間だけ柔らかめの歯ブラシを使うと、歯茎に刺激を与えることなく、痛みを感じることも少なくなります。

1-6-3.傷口の糸が緩くなってきたら

抜歯後、4日くらい経過すると歯茎が治ってくるので縫い合わせた糸が緩くなることがあります。その場合は、自分で切ったりせずに、かかりつけの歯科医院へ相談しましょう。

糸が気にならなければ、次の予約までそのままで問題はありません。

ただし、歯磨きの際に毛先が糸に引っかかることもありますので、糸に引っかからないように磨くのは手前の歯までにしましょう。

2.抜歯当日の諸注意について

・抜歯後ガーゼを咬むように言われた時は、圧迫血止のためです。10~20分間程度咬んでその後は捨ててください。

・当日は、激しいな運動、入浴、飲酒はひかえてください。血管が拡張して、再出血や腫れ痛みの原因になります。

・麻酔は2時間程度効いていますので、麻酔が効いている間は食事をしないようにしててください。頬や舌を噛んでしまうことがあります。

・抜歯当日は、出血があり気になってうがいをしすぎてしますと、うがいによって固まった血がはがれたり、流されたりすると治りが遅くなることがありますので、当日は、吐き出す程度にして、なるべくうがいはしないようにしてください。翌日からは食後にうがいをして、抜歯したまわりを清潔に保ちましょう。

・麻酔が切れてから痛みが強いときは、処方された鎮痛剤を飲んでください。

・痛みや腫れがでた場合は、氷で直接冷やすと冷えすぎて返って炎症の引き起こすことがあります。氷水で湿らせたよく絞り、タオルを当てるなどして冷やしてください。

・食事は麻酔が切れたら食べることができます。ほとんど通常通りの食事で問題はありませんが、痛みがあるときは刺激の強いものは避けた方がよいでしょう。

3.抜歯後の食事・飲酒・喫煙について

親知らずの抜歯後は、痛みや腫れることがありますので、2~3日は硬いものや刺激の強いものは避けた方がよいでしょう。

3-1.食べ物

通常通りの食事もすることができますが、できるだけ刺激を避けたい人は2、3日は柔らかい食品や刺激の少ないものを選ぶとよいでしょう。

例:うどん、ご飯など柔らかく刺激の少ないもの、クッキーやケーキなど柔らかいもの(おせんべいなど硬い食品は歯茎を傷つける可能性があります)

3-2.飲酒について

お酒は血行がよくなるため、抜歯当日は控えるようにしてください。

血行がよくなると血がとまりにくくなります。抜歯当日は血がでやすい状態ですので、極力、刺激を少なくするために、激しい運動や飲酒、サウナなど血行がよくなることは控えるようにしてください。

3-3.喫煙

喫煙は当日からしていただいても構いませんが「歯茎の傷口の治り」を遅らせることが言われています。

喫煙者は1週間ほど禁煙することで、歯茎が通常通り治癒します。

4.抜歯後の治癒経過について

4-1.難抜歯(親知らず抜歯)

親知らずの抜歯後は、3週間から5週間(1ヶ月)程度で治ります。

抜歯翌日に、消毒を行い1週間~2週間後に抜糸します。3週間目に歯茎が治ってきます。(穴が塞がってきます)4週目、抜歯から1ヶ月程度で、歯茎が元の状態に戻ります。

4-2.普通抜歯

通常の抜歯の場合は、3週間から4週間程度で治ります。

抜歯翌日に、消毒を行い、1週間~2週間程度で歯茎が治ってきます。(穴が塞がってきます)3~4週間目には、穴が完全に塞がり、治癒します。

まとめ

親知らずを抜いた当日は、緊張していたり痛みがあったりと不安な気持ちになる方が多いです。

そのため、注意事項を聞いたけれど忘れてしまったり、自宅に戻ってどうしたらよいのか分からないこともあります。

分からないことや、不安なことは、歯科医院で渡された注意事項の資料などにも掲載されていますので、落ち着いて確認しましょう。

抜歯後は全く歯磨きをしないのではなく、できるだけ清潔な状態を保つことで傷口も早く治りますので、不安なく、安心して磨いてもらえると幸いです。

Author: 塚本 千草(歯科衛生士)

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