神経の穴にホワイトニング剤を注入して蓋をし、そのまま過ごしてもらい、薬を取り換えながら歯の内側から色を変化させていく方法です。
以前はよく行われた処置ですが、現在はあまり行われていません。
3.ホワイトニングの施術の流れ
step1.歯の清掃:薬剤をつける歯の表面を専用機械で洗います
step2.処置中に薬剤や光が唇や舌を刺激しないように、専用の装置をお口につけて歯を乾燥させます。また、薬剤によっては歯茎に強い刺激があるため、専用の材料で歯茎を保護をします。
step3.メーカーの手順により歯の面を処理しながらホワイトニング薬剤をつけます。
step4.薬剤を作用させるための各種光源を当てたり、時間を置きます。
step5.薬剤を除去し、歯の表面を保護するクリームで磨きます。
4.自宅でのホワイトニングとの違いについて
オフィスで行うホワイトニングの利点は、濃度の高い薬剤を効果的に反応させることができるので、手間と時間を省けることです。
自宅で約2時間、2週間行う効果を1〜2回で済ませることができます。
5.ホワイトニングの効果を持続させる方法
5-1.デュアルホワイトニング
ホームホワイトニングと併用することをデュアルホワイトニングといい、最も歯を白くするのにおすすめといわれています。
また、効果もそれだけ持続します。
5-2.歯を清潔に保つ
歯を清潔に保つことは大切です。
歯垢は黄色味が出ますし、光の反射を屈折させて綺麗な印象を損ないます。
5-3.色素の多い食べ物は避ける
色素の多い食べ物は控えた方がよいでしょう。(コーヒー、紅茶、赤ワイン、オレンジジュース、カレーなど)
特に、ホワイトニングを行った直後は色素もつきやすいので注意が必要です。
6.ホワイトニングの注意点
・虫歯がある場合には行いません。治療が先になります。
・痛みが出た場合には、すぐに中止し薬剤を洗浄除去します。痛みの理由が歯か歯茎かにより対応は違いますが、中断すれば時間とともに痛みは落ち着きます。
・抗生物質による歯の変色:グレー色が強い場合は薄くはなりますが、完全に白くすることは難しく、後戻りもしやすい傾向があります。
・無カタラーゼ症の方は使用できない場合があります。薬剤の多くには過酸化水素が使われていますので処置前に医院には必ず相談してください。
・歯が割れていたりヒビが入っている場合、歯の質が薄い方:知覚過敏が出やすいこと、効果が出にくいことがあります。
・天然の歯に行うものなので、治療した詰め物や冠の色を変えることはできません。
まとめ
綺麗な口元を好む方が増えて、現在はいろいろな方法がとられています。
ホワイトニング効果や治療後の反応は個人差もかなりあります。費用や時間も医院により異なりますので、事前によく説明を受けてから、安心安全に処置を受けてください。
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