歯磨きをすると血がでる!原因と自宅でできる4つの対処法

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歯磨きをすると出血しておどろいた方も多いのではないでしょうか。なぜ歯磨きをすると歯茎から血が出るのでしょう。また、歯茎が赤く腫れているため痛くてよく磨けない時はありませんか?なぜそのような症状がでるのか、その時にどうしたら良いか、自宅でできる対応もまとめてみます。

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1. 出血の原因は歯垢(プラーク)

歯茎に炎症があるサインとして出血や腫れがあります。そんな症状が出ているあなたは歯肉炎になっているかもしれません!歯肉炎の主な原因として挙げられるのが、歯垢(プラーク)です。

1-1. 歯垢は鏡で確認できる

鏡で自分の歯を見たときに、歯に白くもこもこした塊があるならそれがプラークになります。明らかに食べかすとは違う形態をしています。

1-2. 爪楊枝で歯垢をとってみる

歯と歯茎の境目や歯と歯の間を爪楊枝でひっかいてみて下さい。柔らかい白い塊がついてきたら、プラークの可能性が高いです。

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1-3. 臭いを嗅いでみる

爪楊枝などでとったプラークを嗅いでみると、食べた物ではない臭いがします。プラークの中の細菌がタンパク質を分解してガスが発生しているので発酵食品のようなきつい臭いがします。例えるならば、納豆やチーズのような臭いです。

1-4. 歯ブラシで確認

ブラシに歯磨き粉をつけずに磨くと白い粘着物が毛先についてきます。磨く前に歯を舌で触った時にざらざらしていたり、ぬるついている所にプラークがついています。ブラシで磨いた後はツルツルになっているはずです。

1-5. 歯科医院で顕微鏡で確認

プラークを採取し顕微鏡で見てみると、多くの細菌が映し出されます。死んでいる細菌も生きている細菌もいます。顕微鏡の検査は、医院によって取り扱いは異なります。また、保険診療の場合と自費診療の場合はありますので、かかりつけの歯科医院に確認してみてください。

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2. 出血は全部出し切った方がいい?

歯磨きの時、出血する場合は、とにかく血をだした方がいいと言われたことがある人もいるかもしれません。血を出していい時とそうでない時があります。

2-1. 血を出しきってもよい時

歯茎からの血を出しきってもよい時は、歯科医院で歯石と言われる汚れをきちんと取り除いた後です。歯石を取り除く前にはその周りに、循環していない淀んだ血液が溜まっている状態です。歯石を取り除いた後は、淀んだ血を出し切ることで、健康な歯茎を取り戻すことができます。

2-2. 血を出しきる行為を控えたい時

血を出しきる状態ではないのは、まだ歯の周りに歯石が付いている状態です。淀んだ血が溜まる原因となっている歯石を取らない状態で、血を出しきるような歯磨きをしてしまうと、炎症している歯茎がただれ、かえって炎症が悪化したり、細菌に感染したりする場合があります。

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(歯茎のただれ炎症悪化の様子)

2-3. お口の状態は歯科医院に相談しましょう

今、自分のお口の中の状態がどういう状態なのかで、対応が違いますので、まずは、歯科医院で相談してみてください。歯肉炎を改善させるために自宅でできる簡単な方法は、細菌の塊である歯垢(プラーク)をきちんと取り除くことです。

3. 出血を止める4つの方法

出血をとめて、歯肉炎を改善させるために自宅でできる簡単な方法は、細菌の塊である歯垢(プラーク)をきちんと取り除くことです。プラークが確認できたらプラークを取り除き、出血を止めるための歯を磨く4つのポイントについてまとめてみます。

3-1. 歯ブラシを斜めにあてる

歯ブラシの毛先を、歯と歯茎の境目に斜め45度であててみましょう。
バス法という磨き方の方法で、大きく動かすのではなく、細く、1本の歯ずつみがくように意識してください。

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(8020推進財団より引用)

3-2. 磨く時の力は弱めにする

歯ブラシの毛先がしなっていると力が入りすぎているので、優しい力で磨いてください。磨く時に、鉛筆を持つように歯ブラシを持って磨くと、適度な力で磨くことができます。

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