痛みが続く場合は要注意!神経を抜いた歯が痛い原因と対処法

予防と知識

痛み


4-2.歯の根が割れている

以前、神経を取った歯は神経の残っている歯に比べると非常にもろく弱いため、慢性的に強い咬合圧がかかったり、食いしばり、歯ぎしりにより根にヒビが入ったり、割れてしまうことがあります。

【対処法】

この場合、抜歯が必要になることもあります。

また、奥歯の大臼歯部では分割抜歯といって折れてしまった根だけを選択抜歯することもあります。

4-3.歯肉の炎症

以前、神経を取った歯に入れている冠が古くなり、歯肉との間にギャップができ、それによる歯肉の炎症が起こり、痛みを感じることがあります。

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【対処法】

この場合は歯肉の消炎をはかり、ギャップがない新しい冠を入れる処置を行う必要があります。

4-4.咬み合わせ

以前、神経を取った歯の冠がセラミックなど天然歯に比べ、すりへり方が違う場合、何年も経過した後にすりへらないセラミックの冠に咬み合わせが過負担になることによりい痛みを感じることがあります。

【対処法】

この場合には咬み合わせの調整をしてもらい、消炎するとともに天然歯がすりへらないよう夜間マウスピースを入れることもおすすめします。

5.注意点

5-1.根管治療の難しさ

以前神経を取り、根の治療が済んでいる歯が感染した際、再治療して完全に治すのはかなり困難です。

神経を取った歯は歯質がもろくなっています。

そのため、再度、根の治療をする際には入っているコアを除去する必要があり、もろくなった根の壁へのダメージを与えずにコアを除去することは困難なのです。

また、その後、退化し狭くなっている根管を見付け出し、根の治療を完全に行うことは非常に困難なことです。

5-2.神経を抜いた歯と神経のある歯では感覚が異なる

歯は神経を取ってしまうと栄養の供給がなくなり、枯れ木のようになってしまいます。
そのため、身体が疲れて抵抗力が落ちたとき、ストレスを感じて食いしばりをしたときなどには神経のある歯とは感覚が異なり、痛みを感じたり、異和感を感じたりすることがあります。

一時的なものなら心配いりませんが、長く続いたり、痛みが悪化するようならば歯科医院い相談して下さい。

6.まとめ

神経を抜いた歯は健全な歯とは異なり、少なからず痛み、異和感を感じることがあります。

ひどい痛み、長く続くような痛みであれば、早めに歯科医院に相談して下さい。

Author: 小野澤 彰(歯科医師/歯科オノザワ院長)

サイト監修

小野澤 彰(歯科医師)/ 歯科オノザワ院長

  • 1996年 東京歯科大学卒業
  • 1996~1998年 東京医科歯科大学研修医
  • 1998~2002年 大西歯科勤務
  • 2002年4月1日 歯科オノザワ開院

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