スポーツにおける歯のスペシャリスト!スポーツデンティスト

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スポーツと歯の関係については耳にした事があるけど、「スポーツデンティスト」について詳しく知らいないという方も多いのではないでしょうか。

スポーツデンティストとは、歯科医師の資格を持ちスポーツをする人の歯を診断し、最高のパフォーマンスを出せるように、噛み合わせを診断するスペシャリストです。彼らの役割は、歯科医師の立場からスポーツにかかわる人たちの健康管理やスポーツ障害、予防、研究などに取り組み、協議会などの医事運営や支援、チームデンティストとしての参加、スポーツ歯科医学の教育、研究、普及活動などもします。

スポーツと歯は深い関係にあります。特に、トップアスリートになると、少しの噛み合わせの違いや刺激・痛みでメダルか取れるか取れないかの差が出てきます。

今回は、今後重要な役割を担うと期待されているスポーツデンティストについてお話しします。

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1.スポーツデンティストとは

スポーツデンティストとは、日本体育協会・日本歯科医師会が認定しているメディカル・コンディショニング資格の一つです。

平成23年8月24日に施行された「スポーツ基本法」や、平成24年3月30日に策定された、今後10年のスポーツに関する基本方針について定めた「スポーツ基本計画」に「歯学」「マウスガードの着用に効果の普及啓発を図ること」が明記されるなど、スポーツにおける歯科の重要性がますます高まっております。

そのようなニーズに対応して、スポーツ医学、科学のさらなる発展や日本におけるスポーツ振興、協議力向上の助けになるよう、スポーツ愛好者からトップアスリートまで、スポーツに関する歯科的な外傷の治療、予防などのほか、スポーツ医学、科学に基づきパフォーマンスを最大限に発揮できるよう歯科的にお手伝いをしています。

2.スポーツデンティストになるには

一般的には、歯科医師免許取得後、4年が経過し、各都道府県の歯科医師会からの推薦状、日本体育協会加盟競技団体からの推薦があれば、スポーツデンティストの講習会を受け、認定を受けることができます。

資格取得情報については、こちらをご覧ください。
http://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid/899/Default.aspx

3.スポーツデンティストはどのようなことをしているのか

歯科医師の立場からスポーツにかかわる国民の健康管理、スポーツ障害、スポーツ外傷の診断、予防、研究などに取り組んでいます。

例えば協議会などの医事運営の支援並びにチームデンティストとして参加し、スポーツ医学の研究、教育、普及活動をしています。

3-1.スポーツ選手とのかかわり

トップアスリートやスポーツ選手のデンタルチェック(歯科検診)、競技活動を考慮しつつ、虫歯・歯周病、親知らず等起因する炎症など、一般的な歯科疾患に関する相談や治療、応急処置も行います。

また、スポーツ外傷事故による歯の破損・脱落、顎骨骨折等に関する相談・治療・応急処置を行います。

3-2.マウスガード制作・調整

スポーツ外傷防止のため、カスタムメイドガード(マウスピース)の制作・調整を行います。

更にはスポーツ現場(大会等)での歯科的救護を行うこともあります。

4.スポーツと歯の重要性

4-1.噛み合わせ

スポーツなどで歯を噛み締める時、奥歯には自分の体重以上の力が掛かっていると言われます。

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