気になる銀歯を白くする!保険診療と自費診療の違い

・ハイブリットセラミックに比べると硬く、噛み合わせの歯がすり減りやすい。

・衝撃に弱く割れたり欠けやすい。

3-1-1,3-1-2とも形成する歯科医、作成する技工士による技術の差が出やすく仕上がり寿命機能に影響します

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3-2. 銀歯の冠(かぶせ物)の場合

3-2-1. ハイブリット前装冠

金属の骨組みにハイブリットセラミックを貼り付けて作る冠。
中身は金属で外から見える部分はハイブリットセラミックのものです。

【費用相場】

4.5万~7.5万円

【メリット】

・セラミックに比べやわらかく、咬み合う歯がすり減りにくく、ダメージを与えにくい。セラミックに比べ比較的安価。

【デメリット】

・セラミックに比べ色調・透明感に劣り、経時的に変色・色あせする。

・オールセラミックに比べ生理的に歯肉との界面が黒ずむことがある。

3-2-2. メタルボンド冠

プラチナを含んだ金属にセラミックを焼き付けた冠です。

中身は金属で外から見える部分はセラミックのもの。

【費用】

7万~13万円

【メリット】

・ハイブリット前装冠に比べ色調・透明感に優れている

【デメリット】

・ハイブリットに比べ硬く、咬み合う歯がすり減りやすい

・オールセラミックに比べ、生理的に歯肉との界面が黒ずむことがある

3-2-3. オールセラミック冠

e-max、ジルコニアなど様々な種類はあるが、金属使用なくセラミックのみでできているもの。

【費用相場】

10万~17万円

【メリット】

中身に金属を使用しているものに比べ色調・透明感に優れ、金属アレルギー等なく身体に優しい。種類によっては骨組が金属より強いものがある(ジルコニア)

【デメリット】

比較的高価である。材料によっては強度の劣るものもあり、ブリッジなどに適さない種類もある(ジルコニア以外)。

3-2-1,3-2-2,3-2-3とも形成する歯科医、作成する技工士による技術の差が出やすく、仕上がり・寿命・機能に影響します。

4. 保険診療と自費診療の違い

つめ物やかぶせ物の値段が違うだけではありません。材料や技術力、その後のメンテナンス保証等にも違いがあります。

形成、型取り、接着、機能調整をする歯科医、作成する技工士により、仕上がりにかなりの差が出ると思われます。また、歯科医院によりセット後の保証内容、期間も違います。

また、保険診療は経験の浅い勤務医が担当するケースが多く、自費診療はクリニックにより費用の幅があることも事実です。

5. 銀歯を白い歯にした方がいいケース

5-1. 金属アレルギーをなくすため

口の中の詰め物、冠の金属が原因で様々な症状が起こることがあります。

・疲れがとれない

・身体がだるい

・めまい・耳鳴り

・慢性的な便秘

・アトピー性皮膚炎

・頭痛

など口の中の金属を除去することでこれらの症状が改善するケースが多いことがわかっています。

歯科金属アレルギーの詳細はこちらをお読みください【歯科金属アレルギーの原因になる金属と代替素材を徹底解説

5-2. ガルバニー電流をなくすために

口の中の金属材料が唾液を介し口の中に電流が起こり、頭痛・肩こり・疲れ・不眠・イライラなど身体にいろいろな異常を起こすことが知られています。

人間の身体には微弱な電流が流れており、脳はこの電流により全身をコントロールしています。ガルバニー電流が発生すると、脳からのコントロールが混乱し、様々な不定愁訴を起こすことになります。

5-3. アンチエイジング効果・免疫力アップのために

銀歯を気にして素敵な笑顔を忘れている人はいませんか?

日常たくさん笑うことにりNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が増え免疫力アップにつながります。また、白い歯にすることにより、自身のアンチエイジングに対するモチベーションも上がり、QOLの向上にもつながると考えます。

まとめ

見た目だけでなく、原因不明の症状、更には病気予防にもつながるかもしれません。

もしも口の中をのぞいて銀歯がある、銀歯によって思いきり笑えない方は一度歯科医院を訪れてみてはいかがでしょう。

Author: 小野澤 彰(歯科医師/歯科オノザワ院長)

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