気になる銀歯を白くする!保険診療と自費診療の違い

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口を開けた時に目立つ銀歯を白い歯にしたいと思う方は多いのではないでしょうか。

自分ではあまり気にしていなくても、不意に笑った時など他人から見たら意外に目立っていたりします。それに見た目の問題以外にも、歯茎やからだ全体の健康のために銀歯は白い歯にした方がいいのです。

銀歯を白い歯にする場合、素材や場所によって保険診療か自費診療かで費用も大きく異なります。かつては銀歯にしか出来なかった治療も治療技術の進化で、いろいろな治療が選べるようになりました。

今回は保険診療から自費診療まで、銀歯を白い歯にする方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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 1. 銀歯の種類

「銀歯」と一般的に呼ばれる歯科治療に用いられる金属は主に2種類あります。

■ 金銀パラジウム合金

広く保険で使われている金属で、12%金含有の銀、パラジウムなどでできた合金です。

■ アマルガム

水銀含有の金属。以前は日本でもよく使われていた素材ですが、今ではほとんど使われていません。水銀蒸気による身体への悪影響も報告されています。

アマルガムに関する詳細は→【銀歯があるなら要確認!アマルガムの危険性と除去方法

2. 保険内で銀歯を白い歯にする方法

前提として保険内で治療するためには【病名】が必要となります。

つまり、保険診療を受ける場合は何らかの疾患である必要があり、「ただ白くしたい」という審美的観点からのみだと保険適応にならない場合もあります。

2-1. 小さいつめ物の場合はコンポジットレジン(CR)修復法

歯の色に合わせ、形成した穴にペースト状のレジンを詰めて、LEDなど強い光を当て固める。その後歯の形を再現し噛み合わせなど調整して仕上げる方法。

【費用相場】

・部位、範囲により異なるが一本あたり1500~3000円

【メリット】

・型取りをする修復法と異なり、歯を削る量が少なく、その日のうちに治療完了する。見た目も良い。

・保険適応なので安価。

【デメリット】

・全ての操作を口の中で行う為、難易度高く、歯科医師の技術の差が出る

・材質的に3~5年で劣化や変色しやすい

・強度的に弱く咬合力のかかる部位では破折しやすい

【その他】

・日本におけるコンポジットレジン耐用年数は5年前後

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2-2. 銀歯の冠(かぶせ物)場合はハイブリットレジン冠(CAD CAM冠)

セラミックとレジン(プラスチック)を混ぜた材料です。オールセラミックに比べるとやわらかく、咬み合う歯をすり減らすことが少ないです。

ただし大臼歯は保険適用外となります。小臼歯は申請している歯科医院にて諸条件に合えば保険で1万円程度。

透明感はなく単色で2,3年で変色しすり減りやすい。

またセラミックに比べ色調・透明感が劣り、経時的に変色劣化しやすい素材です。

3. 自費(保険適用外)で銀歯を白い歯にする方法

3-1. 銀歯の詰め物の場合

3-1-1. ハイブリットセラミックインレー

セラミックの粒子のフィラー(骨材)としてレジン(プラスチック)を混ぜた材料です。

1回目:銀歯を削って除去し、精密に形成・型取りし技工士により作製
2回目:出来上がったインレーを接着、仕上げる方法

【費用相場】

約1.5万~5万円

【メリット】

・セラミックに比べるとやわらかく、噛み合わせの歯がすり減りにくい

・オールセラミックに比べると安価

【デメリット】

・セラミックに比べると、色調・透明感が劣り、経時的に変色、劣化しやすい

3-1-2. セラミックインレー

セラミックのみでできている材料です。

治療法、回数については。3-1-1と同様になります。

【メリット】

・ハイブリットセラミックに比べると透明感があり、天然歯に近い色が出せる。

【デメリット】

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