放置しては危険!?歯科医院で行う定期的な歯石除去のススメ

ただし、どの程度歯石がついているのか、歯周病が進行していないかなどの検査が必要です。レントゲンの撮影や、お口の中の写真撮影、歯茎のチェックなどの診査をしたうえで歯石除去を行います。

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3-2.歯石除去の方法

歯石除去には、機械を使用して除去する方法と、専用の器具を使用して手作業で除去する方法があります。

3-2-1.機械で除去

超音波や空気の力で歯石を除去します。通常歯の表面についた歯石を取り除く際に使用します。

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3-2-2.手作業で除去

機械の挿入ができない歯茎に覆われている歯の面についた歯石をとる際には、専用の器具を使用します。
細かな作業が必要であり、器具は歯の形状によって種類があります。

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3-3.歯石除去の回数

歯石除去は1回で全部とってほしいと思う方は多いでしょう。

1回で取り除くことができる条件は、歯石がついて1ヶ月以内の状態であることが目安です。(※状態により異なります)

歯石がついた状態を長く放置していれば、その分歯石が硬くこびり付き、除去するのにも時間や回数がかかります。
3ヶ月以上放置していれば、2回以上かかることを目安にしてください。

それ以降は、歯石の付着状態や、歯周病の進行状態によって、治療の計画が変わりますので、長く期間を空けている方で回数を少なくしてほしいと思っている方は、早めに受診し歯石除去をすることをおすすめします。

4.歯石除去後に起こること

4-1.歯が白くなる

歯の表面ついている歯石は薄い黄色や黒褐色をしていることが多いので、除去後は歯本来の色を取り戻すことができ今までよりも歯が白くなります。

4-2.歯茎が引き締まる

歯石がついている部分は汚れがたまりやすいため、歯茎の炎症が起こりぶよぶよとした歯茎になっている方も多いです。

歯石を除去すると歯茎の周りの汚れもつきにくくなり、歯茎が健康の状態に戻り引き締まった健康な歯茎を取り戻すことが期待できます。

4-3.歯茎が健康的な色になる

歯石がついていると汚れがつきやすくなりるため、歯茎の炎症が起こり赤く腫れている人もいます。

歯石を除去することで歯茎の周りの汚れもつきにくくなり、歯茎が健康な状態に戻り本来の健康的なピンク色の歯茎を取り戻すことが期待できます。

4-4.出血が止まる

歯石がついている人は、歯磨きの時に出血する方もいらっしゃいます。汚れがたまり、歯茎が炎症を起こしていると出血をします。
健康な歯ぐきを取り戻すことができれば、歯ぐきからの出血もなくなります。
歯石を取る際には、一時的に多く出血する傾向がありますが、炎症性の出血ですので心配はありません。

4-5.歯がしみる

大量に歯石がついていた人が歯石を取ると「しみる」症状がでる場合があります。

それは、今までは冷たい食べ物や熱い食べ物は、歯石ごしに温度を感じていたので、少し鈍感な状態でした。
そこに、歯石を取り除くことで、ダイレクトに温度を感じるようになるので最初のうちはしみやすい状態になることがあります。

2、3日で自然にしみなくなりますので心配はいりません。

4-6.歯茎が下がる

大量に歯石がついていた人は炎症の程度も大きく、歯ぐきが腫れていると歯石を取った後に歯ぐきが健康な状態よりも痩せてしまうことがあります。

一時的なこともありますし、歯周病の進行状態によっては、そのまま歯ぐきが下がってしまうこともあります。

5.歯石の予防法

5-1.正しい歯磨き

歯石をつきにくくするには、やはり歯磨きです。

汚れが長時間お口の中に停滞していると石灰化して歯石になる可能性が高くなりますので、食後に歯磨きをすることが歯石の予防法といえます。

 正しい歯磨きの方法について、詳しくは【歯科衛生士が教える歯磨き方法!時間/回数/タイミング】をご覧ください。

5-2.フロスを使用する

一般的に歯石が付きやすい部位は、前歯の歯と歯の間です。

特に前歯の裏側が一番つきやすいため、歯の間の汚れを取り除くフロスを用いるとことで歯石も出来にくくなります。

デンタルフロスの使い方については、【歯科衛生士が教える!デンタルフロスの正しい使い方】をご覧ください。

6.歯石除去の歯医者選びのポイント

6-1.歯科衛生士がいる歯科医院を選ぶ

歯石除去の専門家である歯科衛生士が在籍している歯科医院を選びましょう。

6-2.歯周病専門医がいる歯科医院を選ぶ

ただ歯石を取り除くだけでなく、歯周病の治療や今後歯周病を繰り返さないようにする予防方法までアドバイスのある歯科医院を選びましょう。

歯周病専門医や歯周病治療認定歯科衛生士など、専門的な勉強をしている歯科医院もありますので、WEBページで調べてみてください。

6-3.丁寧なカウンセリングとアドバイスをしてくれる医院を選ぶ

歯石除去は、歯周病の治療の一環として行われます。痛みを軽減する治療法や歯周外科治療、歯周病と関係のある喫煙習慣のアドバイスなど、親身になって相談に応じてくれる歯科医院を選びましょう。

最後まで治療してもらえ、歯周病を繰り返さない予防法の提案をしてくれる歯科医院で、健康なお口を保ちましょう。

まとめ

歯石は歯周病のきっかけをつくります。ついていることがわかったら早めに除去することをお勧めします。

ご自身でとることもできますが、歯ぐきや舌を傷つけてしまうこともありますので専門家に診てもらうことをお勧めします。

お口と体の健康を守るためにも、定期的な歯科検診で歯石除去をして歯周病予防を意識しましょう。

Author: 塚本 千草(歯科衛生士)

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