歯科衛生士が教える!歯石除去の痛みの原因と和らげる方法

予防と知識

痛み


00

歯石除去をするべきだとわかっていても、痛みが怖くてなかなか歯医者に行けないという方も多いのではないでしょうか?

多くの患者さんとお会いしてお話をお伺いしていると過去の歯石除去で痛い目をしてそれ以来歯石の除去が怖いのでしていない。

痛みだけではなく、血だらけになってしまってひどい目にあった、または歯石除去は機械音が嫌なのでなるべくやりたくない。と言われることが珍しくありません。

今回は、診療室でよくアドバイスさせていただいている歯石除去の痛みを和らげる方法を紹介しますので、参考にしてみてください。

1.歯石除去の痛みを和らげるポイント

1-1 . 歯茎の腫れがひいてから取ってもらう

歯石が付着しているということはその部分の歯磨きが不十分だったと考えられます。

歯磨きが不十分な方の歯茎は、ほとんどのケースが腫れや赤みが見られます。ひどい時には痛みがひどくて歯ブラシさえもできないことがあります。

こんな場合は、歯ブラシがあたっても痛くない状態まで歯茎をもどしてから歯石を取るようにしましょう。

そうすると、歯石除去中の痛みも少なく、出血も防ぐことができます。

歯科衛生士も出血は少ないほうが的確に歯石を除去することができます。

1-1歯茎腫れ

 1-2  .歯石を溜めすぎない。

歯石を長期間溜めているとそれだけお口の中で石灰化が進み、歯石は強固に硬くこびりついてしまいます。

1-2歯石ためない

時間がたった歯石は歯面にこびりつき、とても硬いので術者にも力が入り、機械のパワーを上げたくなります。これが痛みの原因につながるのです。

さらに、歯石の量も増え、歯茎の中の複雑なところにまで歯石が付着している場合が多くなります。

歯石の量と除去する時間は比例します。

術者はできるだけ痛みが出ない除去を心がけますが、歯石は比較的まだ柔らかい時に除去すると、痛みなく除去することができるのです。

1-3  .しっかり研修や経験を積んだ歯科衛生士に取ってもらう

歯科衛生士は歯石除去のプロです。プロですが、個人の力量もあります。

しっかりと研修や経験を積み、歯石除去に使用する道具の手入れをしっかりしている歯科衛生士は極力痛みを少なくする技術を持ち合わせています。

また、痛みに対する対応も麻酔をした方が良い場合など、的確なアドバイスをその場でしてくれます。

2.歯石除去時の痛みの種類と対処法

2-1. 歯が痛い場合

過度のブラッシングなどにより歯茎が下がってしまっている場合、歯石を除去する道具がエナメルの薄い部分や象牙質が露出している部分に触れると象牙質の象牙細管という外の刺激を神経に伝える管が刺激を受けて痛みやシミが出ることがあります。

機械を使用して痛みを感じる時には、その旨を伝えましょう。

2-2.歯茎が痛い場合

器具の先が歯茎に向いていると痛みがでます。これは術者の問題です。

もしくは深い歯周ポケットの中の操作は時に術者を問わず、痛みを感じる時があります。

この場合は麻酔をしてもらい、除去してもらうのが良いでしょう。

3.歯石除去後の痛みの種類と対処法

3-1 .歯石除去後、しみる!

大量の歯石を一気に除去した時に起こることが多いですが、歯石除去のあと、しみると訴える方がいます。

これは一時的なもので徐々に落ち着いてきます。

大抵は2~3日で落ち着きますが、硝酸カリウム製剤入りの歯磨き粉を使用するのも良いでしょう。

おすすめの歯磨き粉

歯がしみるのを防ぎながら、口臭予防や虫歯予防にも効果が期待できます。 ドラックストアでも購入することができます。 知覚過敏症の予防効果のある硝酸カリウム配合です。

ebest_4901080719416

販売:グラクソ・スミスクライン
商品:薬用シュミテクト デイリーケア
価格;396円

3-2.歯石除去後、歯茎が痛い!

歯石を除去したあとの歯茎は少し傷つき、出血していることもあります。

たくさんの歯石を除去したあとは発赤もしていますが2~3日で治ってゆきます。

歯磨きは優しく行いましょう。

4.自宅での歯石の予防法

4-1.よく歯石が付着しているのは歯と歯の間!

歯面一面にべったりと歯石をつけている人もいますが、歯面がきれいに見えても意外と歯と歯の間には歯石が潜んでいます。

歯と歯の間の歯石を予防するのはデンタルフロス!

毎日の習慣として1日1回はデンタルフロスを使用して歯石になりきってないプラークのうちに汚れは除去してしまいましょう。

デンタルフロスの正しい使い方については、【歯科衛生士が教える!デンタルフロスの正しい使い方】をご覧ください。

4-2.汚れのつきにくい歯面をつくる

歯の表面がザラザラしていると汚れはつきやすくなります。

ホームケアでの歯磨き粉にハイドロキシアパタイトの製品を使用することもおすすめです。

ハイドロキシアパタイトはエナメルの成分で傷ついている歯面を修復してくれる作用があります。この作用によって歯面がツルツルになり、汚れがつきにくくなります。

アパガードリナメル

販売:株式会社オーラルケア
商品;アパガードリナメル
価格;2140円

5.歯石除去の歯医者選びのポイント

5-1.歯周病治療を行っているクリニック

歯石除去を歯周病治療や、歯周病予防の一環として歯周ポケット検査を行い、歯石除去を行っているクリニックは歯茎の上や歯面の見えているところの歯石だけではなく、歯周ポケットの中の歯石も除去してくれます。

歯石除去が1回で終わらないかもしれませんが、取り残すことなくしっかり除去できてこそ、歯周病予防ができます。

5-2.歯科衛生士がしっかり対応してくれるクリニック

歯科衛生士は予防のプロです。歯石も除去してくれますが、お口の中の状態をいかに守ることができるか提案も多くしてくれます。

担当の衛生士がいてくれれば、常に歯石の付着しやすい場所や個人的なリスク部位も把握してくれますのでいつでも口腔ケアの味方になってくれます。

また、痛みなく除去するために拡大鏡を使用している歯科衛生士に担当してもらいましょう。

まとめ

歯石除去の痛みの原因を知り、対処方法は分かりましたでしょうか。

ただ痛い、怖いだけでなく、毎日の歯磨きを気をつけることで痛みなく歯石を取ってもらうこともできます。

自分の歯で一生美味しく食事をするためにも歯石除去や定期的な歯科検診を受診しましょう。

長谷川 雅代
Author: 長谷川 雅代(歯科衛生士)

今すぐに歯医者さんに行きましょう!

歯医者さんに行った方がいいかも…。と思った方は、今すぐに予約をしましょう。

先延ばしにしていてもいいことは一つもありません。

ただ、どの歯医者さんにすれば良いのか迷ってしまうこともあるかと思います。

その時は検索から予約までできるサービスが便利です。

ぜひご活用ください。


⇒ 無料で歯医者さんを予約する


関連記事

おすすめ記事のまとめ

最新記事一覧

SNSで更新情報をチェック!