汚れが一番残りやすのは、歯と歯の間です。歯と歯の間のプラークコントロールをすることでより一層キレイな状態を保つことができます。
デンタルフロスについて、詳しくは「歯科衛生士が教える!デンタルフロスの正しい使い方」を、
歯間ブラシについては「こんなに差がつく!歯垢除去に最適な歯間ブラシの効果」をご覧ください。
3-3.歯磨き粉の使用
プラークコントロールには、歯磨き粉は使用しなくても良いということもあります。
歯ブラシの毛先で汚れを取ることが目的だからです。どうしても磨きにくい場所や汚れが多いという方は、プラークを吸着する作用のある歯磨き剤を使用すると良いでしょう。
販売:株式会社オーラルケア
商品:アパガードリナメル
価格:2400円
3-4.電動歯ブラシの使用
どうしても手磨きだと、磨き残してしまう。そんな方には、電動歯ブラシもオススメです。
電動歯ブラシの種類によっては、手を動かさなくても当てているだけで綺麗にプラークコントールをしてくれるものもあります。
手磨きだと自信がない。もっと綺麗に磨きたいという方にオススメです。
電動歯ブラシの選び方について、詳しくは「本気で選ぶ!おすすめ電動歯ブラシとお口の状態別の選び方」をご覧ください。
4.歯磨き以外のプラークコントロール
ここでは、自分では磨ききれない部分のプラークコントロールを歯磨き以外でコントロールする場合についてご紹介します。
4-1.マウスピースを使った3DS
専用のマウスピースを使用して、マウスピースの中に専用の薬液を入れて、プラーク中の細菌を除菌する方法です。
3DSとは、drug、delivery、systemのことを言い、歯科医院で施術される治療方法の一つです。
あくまでも、プラーク中の細菌を除菌することが目的ですので、まずはきちんと磨けるようになることが大切です。
保険外診療になりますので、歯科医院によっては取り扱いのない医院もあります。
【費用の相場】
マウスピース作製5,000円~
3DS:30,000円~
※回数や薬液によって費用は異なります。
4-2.バクテリアセラピー
バクテリアセラピーは、プラーク中の細菌や体内の悪玉菌を善玉菌の力で調整する方法です。
一般的には、ロイテリ菌と言われる乳酸菌のサプリメントを活用することが多く知られています。歯周病菌や虫歯菌を軽減するという研究が進んでいます。
天然の善玉菌を摂取して人体常在菌のバランスを整えます。ロイテリ菌を生菌状態で配合しています。プロデンティスは舌のうえで転がすタブレットタイプです。
販売;バイオガイア
商品:プロデンティス30錠
価格:3000円
バクテリアセラピーについて、詳しくは「お口も体も健康に!最先端の予防医学バクテリアセラピー」をご覧ください。
4-3.抗生物質
虫歯菌や歯周病菌がお口の中に多く、炎症のコントロールが困難な場合に、一時的に抗生物質が処方される場合があります。
歯科医師の診断のもとでおこなわれ、正しく用法・用量を守って服用することで効果が期待できます。
5.注意点
✔プラークコントロールは自己流ではなく、歯科衛生士にアドバイスをもらってから行いましょう。自己流で磨くことで歯茎を傷めてしまったり、磨きすぎてしまうことがあるからです。
✔自分にあった歯ブラシを使いましょう。
いくら丁寧に磨いていても自分のあった歯ブラシでなければプラークコントロールができていないということもあります。毛の硬さや歯ブラシの大きさなどもご自身にあった物を歯科衛生士と一緒に選ぶことから始めましょう。
まとめ
プラークとは、歯垢(しこう)とも呼ばれ、食べかすのことではなく歯に付着した細菌の塊のことを言います。その汚れをきれいに取り除き、自分自身でコントロールできるようになるのが、プラークコントロールです。
そのためにもまずは、歯科医院へかかり、自分にあった歯ブラシと正しい磨き方を身につけ、自宅でできる効率的なプラークコントロールを目指してください。
そして、虫歯や歯周病を予防できるよう、ご自身でできるセルフケアの技術を高めてくださいね。
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