やっぱり時間がかかる?歯の矯正の治療期間を完全解説

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「矯正治療の期間ってどのくらいかかるの?」矯正を考えている方には、治療費用と同じくらい気になるところではないでしょうか。

歯列矯正の期間は、長期間になってしまうという印象があると思います。

年齢、歯並びの悪さ、歯の萌え換わりの早さ、顎の成長の早さ、装置の種類(目立ちにくい、見えない装置を使用するか)、さらに患者様の協力度(毎月通院していただけるか、装置を正しく使用していただけるか、正しく歯ブラシをしてお口の中を清潔にしていただけるか)、さらにタバコを吸っているかどうかによっても変わってきます。

今回は様々な状況に合わせた矯正治療の期間をお伝えいたしますので、ぜひ参考にしてください。

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1. 子どもと大人それぞれの平均的な矯正治療期間について

初診から矯正治療後までのトータルの期間というは様々です。しかし、毎月装置を調整して積極的に治療して歯を動かしたり、顎の成長をコントロールしたりする期間は、いつ矯正治療を始めても実は大体2~3年です。

子供の場合それ以外の時期は、子供の歯から大人の歯に萌え換わる様子を見ている時期で、矯正装置は使っていても、実際歯に積極的に矯正力をかけているわけではなく、矯正治療で歯を動かす時に感じる痛みや違和感はほとんどありません。

平均的な情報をまとめていきますので、矯正治療をしようか悩んでいる方のご参考になればと思います。

2. 子どもの平均的な矯正治療期間

2-1. 治療前

治療前には、どの医院でも診査があります。その後、具体的な診査(資料取り)を行います。

歯科医はそのデータを元に約1か月かけて歯並び、咬み合わせの問題、上下の顎の骨の位置関係の問題点等を分析します。

分析終了後に診断を行います。その際、現在どの様な問題点があり、どういう治療方針で治療を進めるのか説明があります。

以上の様な流れで予約を取って行くため、資料取り、診断を終えて、実際に矯正装置を使って矯正治療がスタートするまでには、早くても1~2か月かかると思っていた方が良いでしょう。

2-2. 治療期間

子供の矯正費用は、例外はありますが「乳歯が残っているかどうか」で、大まかな治療の段階ステージが変わってきます。

永久歯が全て揃うまで(平均的には小学校6年生~中学校1年生頃)含めた矯正期間をトータルで考えた時、実は子供も大人も積極的に歯を動かす期間で見ると、同じような治療期間となります。

※治療期間は治療方法や歯の状態によって大きく変わります。

状態  内容・目的 期間
乳歯が残っている場合
(1期治療と2期治療は基本的にセットとなります)
1期 1期治療とは、乳歯が永久歯に萌え換わる期間に行う矯正治療で、目的は
①永久歯を無事に全て萌えさせること
②下顎が前後左右にずれない様に顎を正しく成長させること
③2期治療(主にマルチブラケット装置による治療)を簡単にして期間を短くすること
④永久歯を抜歯しなくても治せる可能性を高めること
です。(ほとんどの場合1期治療だけでは正しい咬み合わせには治りません。)
治療開始時から、永久歯が全て萌え揃う小学校卒業頃まで。
※但し、積極的に歯を動かしたり、顎の成長をコントロールする矯正力をかけるのは1~2年で、それ以外の時期は乳歯から永久歯に萌え換わるのを観察している時期なので、ほとんどストレスはありません。
2期 2期治療とは主にマルチブラケット装置を使用することによって、上下の歯並びを整え、正しい咬み合わせにすることが目的です。 1期治療で歯並びや咬み合わせに関する問題を治し、成長に伴って歯並びが悪くなったり顎のバランスが悪くなることを予防する矯正治療をすることにより、マルチブラケット装置を使った2期治療の期間は約1年~1年半程度になります。
乳歯が残っていない場合
(成人と同様の治療となります)
2期治療のみ 上下の歯並びを整え、正しい咬み合わせにすることが目的です。※但し、マウスピース矯正の場合は、歯並びによって適応が限られる場合があります。 マルチブラケット装置の治療期間は約1年~3年。歯並びや咬み合わせの問題が大きい人程治療期間は長くかかります。
マウスピース矯正、インビザラインの場合も、治療期間は約1年~3年程度ですが、マルチブラケット装置で矯正治療した時と同様に、完全に正しい咬み合わせには治らない場合があります。

2-2-1. 乳歯が残っている場合

1期治療

治療期間:治療開始時から、永久歯が全て萌え揃う小学校卒業頃まで。

1期治療とは、乳歯が永久歯に萌え換わる期間に行う矯正治療で、目的は
①永久歯を無事に全て萌えさせること
②下顎が前後左右にずれない様に顎を正しく成長させること
③2期治療(主にマルチブラケット装置による治療)を簡単にして期間を短くすること
④永久歯を抜歯しなくても治せる可能性を高めること
です。(ほとんどの場合1期治療だけでは正しい咬み合わせには治りません。)

2期治療

治療期間:1期治療を行った場合、2期治療の期間は短縮され約1年~1年半程度になります。

1期治療を終えた後、小学校卒業から中学校頃に続けて2期治療に入ると、永久歯に萌え換わって間もない頃で、まだ顎の成長も残っているため体の適応力が高く、短期間で矯正治療ができる時期です。

2-2-3. 乳歯が残っていない場合(永久歯列期)

歯の萌え変わり時期を過ぎると、成人同様の矯正費用と矯正装置になる場合が多いです。
治療期間は約1年~3年です。悩んでいる方は、早めに相談に行かれることをおすすめします。

2-3. 治療中

大体月1回の通院で、装置の調整を行い、30分から1時間の治療時間がかかります。舌側矯正の場合は特に処置が難しいため、1時間以上調整時間がかかる場合もあります。マウスピース矯正、インビザラインの診療時間は5分~30分と短い時間で調整できるのが特徴です。

2-4. 治療後

治療後には保定装置(リテーナー)を使用して、歯並びを安定させる期間が必ず必要になります。

内容 使用期間
保定装置
(リテーナーなど)
歯が元の位置に戻らないように固定する装置です。
取り外せるマウスピース型や固定式のワイヤータイプがあります。
矯正治療が終わってから1年間は特に歯が元の位置に戻ろうとする力が強く、綺麗な歯並びを保って安定させるために、非常に重要な時期であるため、終日リテーナーを使用する必要があります。綺麗な歯並びが安定した状態で1年たったら、就寝時のみの使用で良くなります。その後は定期的なチェックで安定していれば、矯正歯科医の判断で少しずつ使用時間を短くして行きます。
メンテナンス 歯が動いていないかチェックをしたり、虫歯や歯周病のリスクがないか定期的なチェックを行います。 矯正治療終了後1か月、3か月、6か月1年という様に歯並びが安定していれば少しずつ期間を長くしていきます。歯並びが安定していても、最低1年に1回はリテーナーを調整しなければならないため、1年に1回は定期的なチェックのために通院します。

2-4-1. 保定装置

矯正が終わった直後は、元の歯並びに戻りやすい時期です。
必ず歯並びを綺麗な状態に保つための保定装置をつけます。
大きく分けて取り外せるものと取り外せない固定式のものがあります。

取り外せるリテーナー

取り外せるものは清潔ですが、綺麗な歯並びを保って行きたいというモチベーションを持って、必要な時間使用し続けないと、後戻りが起きて歯が元の位置に戻ろうとして歯並びがずれてきます。

固定式リテーナー

取り外せない固定式のものは意識しなくても綺麗な歯並びを保って行けますが、装置を歯に接着している周囲が不潔になるため、日々歯ブラシによる念入りな手入れと、3か月~6か月ごとに歯科医院でのクリーニングを受ける必要があります。固定式リテーナーの最大の欠点は一部分が外れても気が付かず、いつの間にか後戻りをしている可能性があるということです。

2-4-2. メンテナンス

矯正が終わったら、定期的なチェックと、予防歯科のメインテナンスを行います。
特に成長期では、歯並びきれいであっても、虫歯や歯周病のリスクが高まる時期ですので、取り外せるリテーナー、固定式リテーナーいずれにしても定期的な検診が欠かせません。

メインテナンスの診療時間は約5~15分程度です。

2-5. 注意しておくべきこと

子供の矯正の場合は、早期に相談を受け、早めの受診をお勧めします。

早めに受診するほど、永久歯を抜かなくても済む可能性が高くなります。
大人になればなるほど歯並びは悪くなるため、マルチブラケット装置を使用する期間が長くなります。
矯正治療はマルチブラケット装置を装着している期間が「大変な期間」ですが、1期から治療を行うことでそれを短縮することができます。

また、診査や診断、説明にしっかりと時間をかけてくれ、質問や疑問を一緒に解決してくれる医院を選びましょう。高額な治療だからこそ、値段だけでなく先生との相性も大切です。

詳しくは【納得して通いたい!矯正歯科の選び方を矯正歯科医が解説】もご覧ください。

3. 大人の矯正治療費の仕組み、その相場はいくらくらいかかるの?

3-1. 矯正治療の内容と内訳

期間 内容
初診 相談ベースでどのような状況か、お困りごとなどを伺います。
簡単なお口の診査をする場合もあります。
資料とり 初診後予約が取れ次第 レントゲン撮影、お口の中の写真撮影、顔の骨格の撮影、唾液検査、CT撮影、顎模型取り、咬み合わせ検査など
診断 資料取りから約1か月 診査をもとに現状どんな問題があるのかを分析結果と照らし合わせて確認した上で、治療計画を立案します。矯正の方法の説明、かかる期間、費用などについて資料をもとに説明をおこないます。

大人の矯正には、マルチブラケット装置と呼ばれるものを使用する方法が一般的です。最近では、マウスピースタイプの取り外しができる装置を使用する矯正治療も知られています。
初診の後、具体的な診査(資料とり)を行いその資料を分析して診断に進むため、1~2か月かかります。

3-2. 治療中

矯正治療種類 内容 期間
マルチブラケット装置を使った矯正 上下の歯の表側にワイヤーを取り付けて歯を動かす矯正装置をマルチブラケット装置といいます。上下の歯並びを整え、正しい咬み合わせにすることが目的です。 約1~3年
マルチブラケット装置を歯の裏側に付けて行う舌側矯正 上下ともに歯の裏側にマルチブラケット装置を装着して、装置が見えない状態で矯正治療をする方法を舌側矯正(ぜっそくきょうせい)といいます。利点は装置が見えないということですが、違和感が大きい、装置を表側に付ける場合と比較すると治療期間も毎月の処置時間も長くなるのが欠点です。また表側に装置を付ける場合と比較して高額です。 約1年半~4年
部分矯正 咬み合わせを変化させないで部分的な矯正が可能な場合(前歯のみなど) 約6か月
外科矯正 マルチブラケット装置による矯正治療と顎の手術を併用して行い、顎の骨格と歯並びを矯正します。 約2~3年
(約3週間の入院期間含む)
マウスピース矯正
インビザライン
(透明装置矯正)
透明でマウスピース型の取り外せる見えない矯正装置です。取り外せるタイプの装置を使って矯正治療をするため、ご飯と歯ブラシの時以外はしっかり使用するというモチベーションがあることが成功のカギです。※但し、マウスピース矯正の場合は、歯並びによって適応が限られる場合があります。また、マルチブラケット装置で矯正治療した時の様な、完全に正しい咬み合わせには治らない場合があります。 約1年~3年

3-3. 治療後

治療後には保定装置(リテーナー)を使用して、歯並びを安定させる期間が必ず必要になります。

内容 使用期間
保定装置
(リテーナーなど)
歯が元の位置に戻らないように固定する装置です。
取り外せるマウスピース型や固定式のワイヤータイプがあります。
矯正治療が終わってから1年間は特に歯が元の位置に戻ろうとする力が強く、綺麗な歯並びを保って安定させるために、非常に重要な時期であるため、終日リテーナーを使用する必要があります。綺麗な歯並びが安定した状態で1年たったら、就寝時のみの使用で良くなります。その後は定期的なチェックで安定していれば、矯正歯科医の判断で少しずつ使用時間を短くして行きます。
メンテナンス 歯が動いていないかチェックをしたり、虫歯や歯周病のリスクがないか定期的なチェックを行います。 矯正治療終了後1か月、3か月、6か月1年という様に歯並びが安定していれば少しずつ期間を長くしていきます。歯並びが安定していても、最低1年に1回はリテーナーを調整しなければならないため、1年に1回は定期的なチェックのために通院します。

3-3-1. 保定装置

矯正が終わった直後は、元の歯並びに戻りやすい時期です。
必ず歯並びを綺麗な状態に保つための保定装置をつけます。
大きく分けて取り外せるものと取り外せない固定式のものがあります。

取り外せるリテーナー

取り外せるものは清潔ですが、綺麗な歯並びを保って行きたいというモチベーションを持って、必要な時間使用し続けないと、後戻りが起きて歯が元の位置に戻ろうとして歯並びがずれてきます。

固定式リテーナー

取り外せない固定式のものは意識しなくても綺麗な歯並びを保って行けますが、装置を歯に接着している周囲が不潔になるため、日々歯ブラシによる念入りな手入れと、3か月~6か月ごとに歯科医院でのクリーニングを受ける必要があります。固定式リテーナーの最大の欠点は一部分が外れても気が付かず、いつの間にか後戻りをしている可能性があるということです。

3-3-2. メインテナンス

矯正が終わったら、定期的なチェックと、予防歯科のメインテナンスを行います。
特に成長期では、歯並びきれいであっても、虫歯や歯周病のリスクが高まる時期ですので、取り外せるリテーナー、固定式リテーナーいずれにしても定期的な検診が欠かせません。

メインテナンスの診療時間は約5~15分程度です。

3-4. 注意しておくべきこと

大人の矯正の場合、舌側矯正やインビザラインなど特徴的な矯正治療方法を希望する場合は、その方法を専門的に行っている矯正医のいる歯科医院を探しましょう。期間や費用をしっかりと相談してから、治療を進めましょう。
また、金額や期間だけで選ぶのではなく、歯周病や虫歯との関連性もしっかりケアしてくれるなど、歯並びだけでなく、トータルサポートのある歯科医院を選ぶことをおすすめします。

まとめ

矯正治療は、自費診療だからこそ、医院によって、治療費も期間も異なります。また、何歳から矯正治療を始めるのか、使用する装置によっても、治療期間が異なりますので、ある程度の目安ができたら、歯科医院に相談してみることをお勧めします。
長い期間、悩んで治療に踏み出せない方は、まずは無料相談を実施している医院を探してみるのも良いかもしれません。

宮島悠旗
Author: 宮島悠旗(歯科医師/日本矯正歯科学会 認定医)

著書:国際人になりたければ英語力より歯を”磨け”  世界で活躍する人の「デンタルケア」

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