磨き残しゼロのおすすめツール!ワンタフトブラシのすべて

00

普段の歯ブラシでは、どうしても磨きにくいところがあったり、歯科医院で磨き残しを指摘されたという方も多いのではないでしょうか。

ワンタフトブラシは、通常の歯ブラシでは届かない磨き残しの多い場所も効果的に磨くことのできるデンタルケアグッズです。
予防歯科の先進国であるスウェーデンでは、歯ブラシではなくワンタフトブラシをメインに使うとも言われています。

今回はワンタフトブラシの使い方、おすすめ商品について解説します。ぜひ、参考にしてください。

広告

1.ワンタフトブラシとは

タフトとは毛束という意味で、ワンタフトブラシとは毛束が一つの歯ブラシです。

歯ブラシの毛先を上手に当てることができない部位や毛先が入りにくい場所など、ポイントで磨きたいところに毛先が届き、効率よく汚れが取れる優れもののポイント歯ブラシです。

2.ワンタフトブラシの使い方

日本では歯ブラシで歯磨きをした後に、歯間ブラシやフロスを使いますが、予防先進国スウェーデンでは、歯ブラシより先にフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシで磨きにくい部分の汚れをとってから歯磨きの順番でお口のケアをおこなっています。

2-1.リスク部位から磨く

磨きにくい、汚れのとりにく部位を「リスク部位」と呼び、虫歯や歯周病に一番なりやすい部位と考えています。

一番、汚れが残りやすいのだから、まず最初に綺麗に汚れを取り除き、虫歯や歯周病の予防をする考え方です。

step1.歯ブラシで磨きにくい部分をワンタフトブラシで磨く

まず最初にワンタフトブラシで、磨きにくい部位を磨きます。

【持ち方】
・鉛筆を持つように握る
・掌握法で握る
どちらでも操作しやすい法で握るとよいでしょう。

【力の程度】
毛先が少ししなる程度の力を加えます。歯と歯の間に毛先が入り込むイメージです。ただし、歯茎に痛みを感じるようでしたら、力の加減を行いましょう。

1

磨きにくい部位(リスク部位)は人それぞれですが、歯並びが凸凹している部位や奥歯の親知らず、歯の裏側などが代表的な部位です。

step2.歯ブラシで全体を磨く

ワンタフトブラシで一番磨きにく部位を磨いてから、全体を歯ブラシで磨いていきます。

歯磨きの時は、磨く順番を決めて磨くと、磨き残しがすくなく、全体的に綺麗に汚れを取り除くことができるようになります。

step3.デンタルフロスや歯間ブラシを使う

歯ブラシやワンタフトブラシでも取り除けないのが、歯と歯の間の汚れです。
歯ブラシの毛先が入り込まない歯と歯の間は、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことをお勧めします。
毎日使う習慣がつくと、さらに綺麗なお口の中を維持することができるようになります。

デンタルフロスの使い方について詳しくは、「歯科衛生士が教える!デンタルフロスの正しい使い方」をご覧ください。

3.歯科衛生士が教えるワンタフトブラシ活用法

3-1.歯と歯茎の境目を磨く

歯と歯茎の境目は一番汚れが残りやすく、虫歯にもなりやすい部位です。

歯ブラシの毛先があたりにくい部位でもありますので、歯茎にそってなぞるように動かし、汚れを取り除きます。

3-1.

3-2.いちばん奥の歯を磨く

奥歯でも一番奥の歯は、歯ブラシが届きにく場所でもあり、見落としがちな場所でもあります。

特に、上の歯の奥は歯ブラシが当たっていない場合が多いので虫歯にもなりやすいです。斜めにブラシを傾け、歯の後ろを磨くことを意識して細かく小刻みに10-20回程度繰り返し動かし、汚れを取り除きましょう。

3-2.3-2.いちばん奥の歯を磨く拡大

3-3.親知らずの周辺を磨く

親知らずが斜めに生えている、または、生えかけている方は虫歯になる危険度がかなり高いです。

また、汚れが溜まりやすいため親知らずが腫れたり、痛みがでたりする原因にもなりますので、ワンタフトブラシでポイント的に汚れを取り除くことで、腫れることのないように清潔な状態を保つことができます。

毛先を斜めに生えている部分にしっかりあて、ぐるぐると毛先を押し当てるように動かす動作を10-20回程度繰り返し、汚れを取り除きましょう。

3-3.

3-4.ブリッジ部分を磨く

繋がっている被せ物(ブリッジ)は特に汚れが溜まりやすく、汚れが取りにくい形をしています。

通常は、歯間ブラシを使用して汚れを取り除くことを勧められますが、歯間ブラシが苦手な方はワンタフトブラシを使うことでストレスなく、効率よく汚れを取り除くことができるようになります。

広告