唾液の様々な効果によって(殺菌、歯質保護、緩衝能、再石灰化など)お口の中を守ることができます。
5-2.口臭予防
歯科医院にいらっしゃる方の中でも、口臭があると指摘された事で受診される方が多くいらっしゃいます。
接客、サービス業に携わっている方からよく聞くことはクレームの内、対応したスタッフの口臭を挙げられることがあるそうです。
口臭を気にするあまりしっかりと口を開いて離せなくなってしまったり、手を口元に起きながら話すなどコミュニケーションが消極的になってしまう場合も多いようです。
口臭はまったくの無臭の人はいませんが、ある程度の臭いはあります。
ただし嫌悪感を与えるような口臭があると様々な場面においてデメリットは多くあると考えます。
5-3.健康増進になる
よく噛むことにより脳の血流量が増えます。
勉強やスポーツの場面で頭が働きやすくなります。スポーツ選手がよく試合中にガムを噛んでいる場面を見かける事があると思いますが集中力を高め能力を最大限に発揮させる為と言われています。
高齢者の場合よく噛めずに食事を摂れずにいると段々を柔らかいものしか食べられず全身の筋肉量も減り『サルコペニア』と呼ばれる状態になる事もあります。
6.噛む回数を増やせる食品
■魚介類
さきいか、いかの刺身、酢だこ等
■野菜
たくあん、生のニンジン、セロリ、キャベツなど
■肉類
牛ももソテー、豚ひれソテー、豚モモ(ゆで)など
上記の食材以外にもさまざまなものがあります。
ナッツ類や海藻など食物繊維の多い食材。
また食材の切り方によっても咀嚼回数は変わってきます。
野菜などなるべく繊維にそって大きめに切り分ける等少しの工夫によって噛む回数を増やすことができます。
様々な食材を掛け合わせることにより触感が変わり噛む回数を増やす事につながります。
まとめ
よく噛むことのメリットはたくさんあります。逆にデメリットはほとんど無いとも言えます。現代ではゆっくりよく噛む事が忙しさにより難しい方もたくさんいらっしゃると思います。
ゆっくりよく噛む時間を設けることにより、家族との会話が増えたりビジネスにおいては職場のメンバーとの会話、コミュニケーションが増え円滑に仕事をする事ができるようになるとも考えられます。
休日など時間の取れる機会には、ゆっくり時間を忘れて食事をするのも良いと思います。
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