ビタミン不足だけが口内炎の原因じゃない!他の原因と対処法

予防と知識

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口内炎が出来て痛くて食事がしづらいなどの辛い経験をした方も多いのではないでしょうか?
むしろ、一度も口内炎になったことはないという方のほうが珍しいかもしれません。

口内炎の原因や出来る過程は、実はまだよくわかっていません。
症状を和らげたり、治癒力を高めたりできるように、口内炎のタイプや口内炎ができた時のきっかけや体調などに応じて対応することがお奨めです。

今回はあらゆる口内炎の原因と早く治す方法をお伝えします。ぜひ参考にしてください。

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1.口内炎の原因はビタミン不足だけじゃない

口内炎の原因や発生メカニズムは実はまだよく解明されていません。

ただ、口内炎ができた時を思い返すと、忙しく不規則な生活や偏った食事が続くなど身体が疲れていた記憶はありませんか?
栄養障害は身体の抵抗性を下げるため、口内炎の発生や悪化に影響します。身体が疲れている時は、ビタミン不足になっていることが多く、口内炎の治療や予防にはビタミンB2、ビタミンB6が有効です。

その他にもビタミンC、鉄、亜鉛なども身体の抵抗力を上げるために効果があるでしょう。

2.その他の口内炎ができる原因

2-1.科学的刺激によるもの

悪性腫瘍の治療などで口のなかに放射線をあてた時の科学的刺激によって起きる口内炎

2-2. 機械的刺激によるもの

欠けて尖った歯や合わない入れ歯などの刺激による傷から出来る口内炎

2-3. 壊疽性口内炎(水癌)

低栄養児などにみられ、急速に広がる壊疽性の口内炎

2-4. 身体の病気に伴うもの

全身疾患の影響により菌やウィルスに感染したもので、口の中だけの症状ではありません。
ベーチェット病、ジフテリア、猩紅熱、手足口病などの症状の一つとして起きる口内炎

3.口内炎の種類

頬や唇の裏の粘膜、歯肉、口蓋、口唇、舌に出来るものから全身の病気に伴ってできるものまで、いくつかのタイプがあります。

見た目には、円形または楕円形の灰白色の浅い潰瘍で、毛細血管が充血しているので周りが赤くなることもあります。

症状としては、粘膜が腫れて赤くなり、痛みや熱感、局所リンパ節の腫れを感じることがあります。

3-1.アフタ性口内炎

最も一般的な口内炎です。
2mm~1cm弱の白っぽい潰瘍で、多くは小さなものが1~2個くらい出来て1週間から10日くらいで自然に治ります。

3-2.カタル性口内炎

歯ブラシなどで口内が傷ついた部分に細菌ができる他、歯周病や歯槽膿漏なども原因となります。
口の中の粘膜が赤く、赤い斑点が出たり白くただれたりすることがあります。
腫れた部分に熱っぽさを感じることもあるようです。

3-3.ウィルス性口内炎

ヘルペスウィルスの感染により、唇や近くの粘膜に小さな水泡が出来て敗れ潰瘍が出来ます。ウィルスの潜伏期間があって発症します。

3-4.アレルギー性口内炎

金属アレルギー、柑橘系のフルーツなど食べ物のアレルギー、飲み薬などのアレルギー反応から出来る口内炎です。原因を避ければ治ります。

3-5.ニコチン性口内炎

ニコチンの過剰摂取により、口腔粘膜に蓄積したニコチンの影響でできる口内炎です。ヘビースモーカーやチェーンスモカーの方にみられることがあります。

3-6.カンジダ性口内炎

誰でも持っているというカンジダ菌(カビの一種)が口腔内で増えることによりできる口内炎です。

白い苔のような斑点から広がっていき苔状のものを剥がすと血が出たりします。
健康な方には起こることはなく、身体の抵抗力の低い乳幼児や高齢者にみられます。

3-7.血液疾患が影響している口内炎

鉄分の不足により口の粘膜が白くなって口内炎や口角炎が出来ることがあります。

鉄欠乏性貧血や再生不良性貧血、悪性貧血、白血病などの血液疾患が影響しています。

3-8.壊死性潰瘍性口内炎

歯ぐきなど広い範囲に白っぽい潰瘍が出来ます。

ジュクジュクして血が出ることもあり、口臭も強くなります。

歯周病になっている方に多くある嫌気性細菌が感染して増殖することが原因です。

4. 口内炎を早く治す方法

4-1. 栄養、休息をとる

口内炎は身体の免疫が落ちているサインです。

口内炎の治療や予防にはビタミンB2、ビタミンB6が有効です。その他にもビタミンC、鉄、亜鉛なども抵抗性を上げるために効果があります。

睡眠などの休息をとって身体の免疫力を回復させましょう。

口内炎予防にオススメの栄養素と素材

■ ビタミンB2:レバー・納豆・卵・アーモンド・きのこ類 など
■ ビタミンB6:レバー・マグロ・ピスタチオ・焼き海苔 など
■ ビタミンC:赤ピーマン・キゥイフルーツ・カリフラワー・焼き海苔 など
加熱調理で失われやすいので生で食べることをおすすめします。

■鉄:レバー・卵黄・あさりの佃煮・焼き海苔・ひじき など
動物性食品に含まれるヘム鉄と植物性食品に含まれる非ヘム鉄では、身体の吸収率が違います。効率よく吸収出来るヘム鉄をおすすめします。

■亜鉛:牡蠣・レバー・煮干し・松の実 など

4-1 栄養、休息をとる

4-2. 口内を清潔にする

うがいや歯磨きで菌やウィルスの数を減らしましょう。

口内炎ができている時は、うがい薬に含まれるアルコール成分などで刺激による痛みを強く感じることがあります。
殺菌成分にこだわらなくても、お水のうがいでも効果はあります。1日3回くらいを目安にぶくぶくうがいをしましょう。

4-3. 口内炎の薬を使用する

痛みがあっては、食事や歯磨きがままならないかもしれません。

口内炎用の薬には、軟膏を塗るタイプや患部に貼るパッチタイプのものなどがあります。
傷口を保護することで、外からの刺激が和らいで楽になるでしょう。
薬を付ける時のポイントは、患部を乾燥させてから使うと薬がはがれにくくなります。

また、軟膏は薄く塗れば充分で、必要以上にたくさん付ける必要はありません。

患部に塗るタイプの市販薬

ケナログ

販売:ブリストル・マイヤーズ株式会社
商品:ケナログA口腔用軟膏
価格:900円

アフタッチ

販売:佐藤製薬
商品:アフタッチA
価格:1,230円

4-5. 刺激をとる

口内炎が出来た場所が刺激を受けやすい場合は歯科医院に相談しましょう。

いつも同じ場所に刺激が続いているのは良いことではありません。

歯や義歯が尖っている、唇や頬の粘膜を噛みやすいなど、傷が出来やすい原因を改善することも大切です。

5. 口内炎の予防法

菌が入りやすくなる傷を付けない・傷が出来ても入ろうとする菌やウィルスの数が少ない・身体の抵抗力を高めることが一番の予防法です。

多くの方が経験する一般的な口内炎は、口の中に出来た小さな傷に菌やウィルスが入り、身体の免疫で抑えられないと発症します。

ということは、菌が入りやすくなる傷を付けない・傷が出来ても入ろうとする菌やウィルスの数が少ない・身体の抵抗力が強いということが大切です。

5-1. 口の中に不必要な傷がつかないように環境を整える

歯が尖って粘膜を刺激していたり、合わない入れ歯による擦り傷があるなどの不必要な傷を作ってしまう原因は、簡単な調整で改善されることもありますので歯科医院に相談してください。

5-2. 菌やウィルスが増えないようにお口の中を清潔にする

菌やウイルスが増えると、口内炎を作りやすく、また治りにくくなります。

上手な歯磨き方法で普段からお口のなかを清潔に、また定期的に歯科医院でお口のケアをして、きれいで快適なお口の中を保ちましょう。

5-3. 身体の免疫を上げる。

ビタミンを含め栄養をとって疲労を溜めすぎないよう心がけましょう。

ビタミンは、B2、B6などを積極的にとってみることから試すと良いでしょう。

睡眠など身体を休めることも必要です。

6. 注意したいこと

通常は1週間から2週間ほどで自然治癒していくことが殆どです。

それ以上長引く場合または範囲が広がる、口臭が強くなるなどの自覚できる症状が強まるときは、口の中だけでなく全身に関わる問題が影響しているかもしれません。

歯科医院や耳鼻咽喉科などの医療機関に相談してください。
いつから症状が出ているのか、その前後の身体の体調や、お口以外の気になる身体の変化など、合わせて伝えられると診断に役立つでしょう。

まとめ

口内炎は誰もが体験しているお口の中におきる炎症です。

自然に治ることが殆どなため、市販の塗り薬やビタミン剤などいろいろな対処方法を耳にすることがあると思いますが、ご自身の症状にあった、対処法を選ぶことが大切です。

口内炎が気になる時は、身体が、疲れた…栄養が足りないとサインを出している時かもしれません。

忙しい日常がありますが、栄養補給と休息のバランスをとって健やかにお過ごし下さい。

Author: 成田瑞映(歯科衛生士)

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