お子様の乳歯が抜けそうで抜けない、または少しもぐらぐらする気配がなくて心配になる方も多いのではないでしょうか。
成長が早い子供だと5歳くらいから乳歯が抜けていきます。乳歯から永久歯に生え変わる時期は大切なお子様の歯の将来に影響することもあるので、大人が気を付けてあげなければいけません。
今回は、乳歯が抜けない時の対処法と、乳歯の生え変わりの時期について解説していきます。
1.乳歯が抜けない時の対処法
1-1.歯科医院を受診する
1-1-1.乳歯がなかなか抜けない場合
ぐらぐらしている歯を糸で結んで引っ張るということも以前はありましたが、
手で触ることで、細菌感染の原因になることもありますし、強引に引き抜くことで生えてくる永久歯に影響を及ぼす場合もあります。
生え変わりの時期なのにぐらぐらしない、他の歯は抜けたのに抜けない歯が1本だけあるという場合、下に永久歯がない場合もありますので歯科医院で相談しましょう。
1-1-2.痛みがある場合
乳歯が抜けずに、痛みがある場合は、虫歯になっているかもしれません。その場合、無理に抜こうとすると、歯が欠けてしまったり、さらに痛みが増したりすることもありますので、痛みがある時はすぐに歯科医院へいきましょう。
1-1-3.乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきてしまった場合
乳歯がぐらぐらして今にも抜けそうな場合は経過を見て問題はありません。
それでもいつまでも抜けずに残っている場合は、歯科医院で抜歯してもらいましょう。歯茎の表面に麻酔のジェルやスプレーをしてくれるので、痛みなく、歯茎や、生えてくる永久歯にを傷つけることなく抜歯することができます。
また、乳歯が全然揺れていないのに永久歯が生えてきてしまった場合は歯医者で抜歯をしてもらう必要があります。
1-2.自然に抜けるまで待つ
少しぐらぐらしてきた歯は、ついつい触ってしまいがちですが、自然に抜けるまで待つこともひとつの方法です。
気になって舌で触ったり、押したりしてしまうかもしれませんが、痛みがない場合は自然の力に任せることもいいでしょう。
2.乳歯と永久歯の生え変わり時期
2-1.生え変わりの時期
乳歯から永久歯の生え変わりは、6歳前後から12歳までに生え変わります。
一般的に一番最初に抜けるのは下の前歯、そして、一番最初に生えてくる永久歯は、「6歳臼歯」と言われている下の奥歯の大臼歯です。ただ、これには個人差もありますので気にしすぎるのも良くありません。
乳歯の生え変わりについて、詳しくは「不安を解消!乳歯の生え変わり時期や順番の正しい知識」をご覧ください。
2-2.遅いとどうなる
乳歯が抜ける目安の時期なのに、乳歯がぐらぐらしていない、抜けそうな気配がない場合は、下に控えている永久歯がないことが考えられます。
歯科医院でレントゲンを撮影してもらい、永久歯があるのかどうかを確認してもらうことをおすすめします。
2-3.早いとどうなる
乳歯が抜ける時期と永久歯が生えてくる時期には3ヶ月〜6ヶ月の差があります。
永久歯に完全に生えかわるまでに1年かかることもあります。
この時期よりもはるかに早く、乳歯が抜けた場合は、大人の歯が生えてくるスペースが狭くなることが考えられます。
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