歯間ブラシを歯科医院で勧められて、自宅でやってみたけど、なかなかうまく入らない。血が出てきたり、歯茎にささって怖い…そんな思いをしている方も多いのではないでしょうか。
歯間ブラシは、歯と歯の隙間の食べかすや歯垢(プラーク)を除去するデンタルグッズです。
歯と歯の間のお掃除は、実は歯磨きよりも大切!歯間ブラシを使うことでお口の汚れの95%が除去できると言われています。
今回は、歯間ブラシが入らない原因と対処法について詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
1.歯間ブラシが入らない原因と対処法
1-1挿入角度が違う
歯間ブラシが入らない理由の多くは、挿入角度が違うことが挙げられます。
歯と歯の間に挿入する際に、適正な角度になっていないと歯にぶつかって入らなくなります。
特に、奥歯の歯間ブラシ挿入の際に、入りにく方が多いのではないでしょうか。
対処法
奥歯に歯間ブラシを挿入する時に、歯にぶつからないようにするためには、歯と歯の間にまっすぐに当て歯茎に対して少し斜めにして挿入することで、歯にぶつかることなく、歯茎にも当たることなく挿入することができます。
1-2.サイズが大きい
歯科医院で購入したものはきちんと入っていたけれど、市販品に変えたら入らなくなったいう方も多くいます。
その場合、歯科医院でサイズを合わせてもらったものよりもサイズが大きいものを使っている可能性があります。
歯間ブラシの先端は入るけれど、そこからは動かない時は、サイズを変更するとスムーズに入るようになり、綺麗に汚れを取り除くことができます。
対処法
歯科医院で購入したサイズを確認しましょう。または、市販品のサイズのワンサイズ小さいものを購入してみましょう。
おすすめは、歯科衛生士にチェックしてもらい、サイズを合わせてもらうことです。
商品によっては、「Sサイズ」と表記されていてもサイズが異なる場合もありますので、安心して使っていただくためにも、専門家からのアドバイスをうけることをおすすめします。
1-3.歯間ブラシが劣化している(ワイヤーの破損)
歯間ブラシは数回は使えますが、ワイヤーが劣化してくると使いにくくなります。
まっすぐに挿入するためには、ワイヤーがまっすぐになっていることが条件ですが、使い続けると、ワイヤーが折れ曲がったり柔らかくなり、使いにくくなる場合があります。
対処法
まずは、新しい歯間ブラシに交換してみましょう。
交換はワイヤーが柔らかくなる前が理想的です。
使い方によっても交換時期は異なりますが、清潔に使うためにも1週間以内で交換することをおすすめします。
1-4.歯の隙間がほとんどない
歯の間のお掃除のため、歯間ブラシを使ってみたが入らない方は、歯と歯の間の隙間がほとんどない方もいらっしゃいます。
そういう場合に、無理に使用していると、歯茎を傷つけたり、歯を傷つけることがありますので、歯間ブラシ以外の道具を使用しましょう。
対処法
歯と歯の隙間がなく、歯間ブラシが入らない方は、デンタルフロスを使って、歯の間の汚れを取り除きましょう。
隙間がなくても、歯の間には歯ブラシでは取り除けない汚れがたくさん残っていますので、デンタルフロスを使って綺麗な状態を保つことをおすすめします。
デンタルフロスにも、サイズやタイプがありますので、歯科衛生士に相談されることをおすすめします。
デンタルフロスの正しい選び方については「もう迷わない!おすすめのデンタルフロスと選び方」をご覧ください。
2.自分にあった歯間ブラシ選びのポイント
2-1.ブラシのサイズ
歯間ブラシは、サイズが大きすぎると歯と歯の隙間に入りづらく、小さすぎると綺麗に汚れを取り除くことができません。
また、前歯と奥歯でもサイズが違うこともありますので、自分に合ったサイズ選びが大切です。
サイズは、4Sから4Lまであり、製品によってもサイズはさまざまです。
2-2.持ち手のタイプ
持ち手のタイプもL型とストレート型があります。
【L型】
【ストレート型】
使ってみて、スムーズに操作できるタイプを選ぶことで、長く使い続けることができ、習慣化されます。
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