専門医が教える!インプラントの寿命と長持ちさせるポイント

まず歯周病については、インプラントは人工物なので虫歯にはならないのですが、周囲の歯茎は自分のものなので歯周病にはなってしまいます。

また、しっかり噛めるためインプラントは相当の噛む力を受けます。良い噛み合わせでなければ、自分の噛む力がインプラントにダメージを与えてしまうかもしれません。

これらふたつのポイントは密接な関係があるのですが、それぞれに自分で気をつけられることと、歯科医院でチェック、メンテナンスをしてもらうことがあります。

もちろん粗末に扱ってはいいものも長持ちしないのはどんなものでも同じです。

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4.インプラントの寿命を延ばすためのポイント

インプラントの寿命を延ばすいくつかのポイントをお伝えしましょう。

4-1.適切なブラッシング

毎日溜まってしまう歯垢を自分で綺麗にして歯周病菌の繁殖を防ぐことが大切です。

インプラントのオペの後、歯が入った後でブラッシングの適切な方法や推奨されている歯ブラシ、歯磨き粉があります。

これは、インプラントをしてもらった医院できちんと説明を聞いてマスターしておきましょう。

間違ったオリジナリティ溢れる磨き方は逆にインプラントや歯の寿命を縮めてしまうなんてこともあります。

まずは当然のことながら、大切に使うという気持ちを忘れずに。人工物だということを忘れないでください。そして、歯磨きは、その大切にする気持ちを持って適切なやり方でしっかり磨いてください。

歯磨きの正しい方法について詳しくは「歯科衛生士が教える歯磨き方法!時間/回数/タイミング」をご覧ください。

4-2.歯科医院での定期的な歯科健診とメンテナンス

インプラントのところを含め、定期的にお口の状態を確認してもらいましょう。

インプラントの周りの歯肉の炎症はどうか、噛み合わせはどうか、固定用のネジや接着剤の緩みはないか、歯ブラシはできているか、残っている自分の歯は大丈夫か、なんてことをチェックします。

例えて言えば、大切な車の車検のようなものです。悪くなっているところがあれば早めに見つけて治療を行います。

その次に、この検診に基づいて悪いところがあれば早めに修理し、劣化や汚れが見えれば綺麗にお掃除(歯垢、歯石の除去)しておきます。

これがメンテナンスですね。

4-2-1.定期検診の期間

この定期検診の回数は、人それぞれお口の状態で大きく異なりますので、担当の歯科医師の指示に従う、もしくはご相談されるとよいと思います。

4-2-2.歯科健診を怠ると

虫歯や歯周病によるトラブル、お口全体の変化(噛み合わせや歯並びなど)によるトラブルなどが起こり、インプラント部だけでなくほかの自分の歯やお口全体に影響を与えることも考えられます。

もし症状がなかったとしても定期検診は必ず受けるようにしましょう。

たとえ適切な治療を受けていても、お口の中は日々噛む力と食べ物や歯周病菌にさらされていますからトラブルは起こりやすくなります。

4-3.違和感を感じたらすぐ歯科医院へ相談

日々の食事中や前述のブラッシング中に多少の違和感を感じたときは安静にして、早めに相談してください。

軽傷のうちに歯科医師に聞いてもらえれば簡単な対処で済む場合が多いです。

違和感があるのに無理して噛んで悪化してはもったいないですよね。

4-4.信頼のおける歯科医院でインプラント治療を受ける

インプラント治療は、顎の骨に人工の歯根を埋め込む外科治療が必要となります。そのため歯科医師の技術力によっても術後が大きく左右されます。

インプラントを長持ちさせるためには日々のメンテナンスや定期的な通院に併せて、インプラント治療の経験が豊富な医師に治療を依頼することもとても重要です。

5.注意点

インプラントのメンテナンスは原則保険がきかない場合がほとんどです。(特殊なケースを除く)

また、インプラントをした医院と違う医院に事情で行く場合は新しく行く医院と同じインプラントを使っているか確認が必要になります。

まとめ

せっかくやってもらったインプラント、大切にして長持ちさせたい気持ちは誰しも一緒ですよね。
適切なメンテナンスの説明をしっかりと聞き、自分で大切に、後は専門家の定期メンテナンスを受けることが何よりの長持ちの秘訣ですね。

最終的に、自分の歯もインプラントも同じように大切に、我々歯科医師はその大切にする気持ちのサポートをしています。
患者様の状態によって適切な治療方法は異なります。担当の歯科医師とよくご相談されたうえで、治療を受けるようにしましょう。

Author: 古屋 英敬(歯科医師/新宿フロントタワー歯科 院長)

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