歯がしみる!知覚過敏の6つの原因と自宅で出来る改善法

乾いた歯ブラシに1cmほど取り歯に塗り込むように使い、うがいの回数はなるべく1回程度にしましょう。

【乳酸アルミニウム】
露出した象牙細管を封鎖することで知覚過敏を抑制します。

【硝酸カリウム】
歯髄神経の知覚を鈍麻し刺激の伝達を抑制し知覚過敏を抑制します。

システマセンシティブ

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販売元:ライオン歯科材株式会社
商品名:システマセンシティブ
成分:硝酸カリウム、乳酸アルミニウム
価格:756円

知覚過敏に効果的な歯磨き粉について詳しくは「歯がしみる!知覚過敏に効果的なおすすめ歯磨き粉と選び方」をご覧ください。

3-2.歯磨きをしっかりする

しみる症状が出ている時、あまりしっかり歯磨きしていないと言う方が多いのですが、歯磨きが不十分だと歯の表面にプラーク(歯垢)が付着し始めます。

そのプラークは細菌の塊のため細菌が代謝をする際に酸を作り出すため脱灰と言ってエナメル質を溶かしてしまいます。

なるべくしっかり歯磨きをし唾液中のカルシウムなどによる再石灰化を促しましょう。

3-3.歯ブラシの圧力をさげる

強い力で歯磨きをしていると歯茎を下げる原因になります。自己流で磨いている場合は歯科医院で相談しましょう。

3-4.冷たいものを控える

冷たすぎるものは神経に刺激を与えることになるので、症状が強い間は控えましょう。

夏場はアイスなど冷たい食品を摂る機会が増え、冬場はうがいをするお水が冷たくてしみる場合もあるので、なるべくぬるま湯でうがいをしてみましょう。

4.歯医者で行う治療法

4-1.知覚過敏抑制剤を塗布する

知覚過敏を起こしてしまっている部分に知覚過敏抑制剤を塗布する方法です。

またはコーティングするタイプもありますので症状の度合いによって対応してもらいましょう。

4-2.プラスチック材料をつめる

歯の削れが起こってしまっていたり、歯が欠けてしまっている場合はプラスチックを詰めます。

歯の削れが大きい場合はプラークも取りにくくなるため知覚過敏が治りにくくなります。
詰め物をすることにより歯磨きがしやすくなる効果もあります。

あまりにも削れが大きい場合はかぶせものが必要な場合もあります。

4-3.マウスピースで保護する

歯ぎしり、くいしばりの強い方はプラスチックをつめて対応しても、すぐに剥がれてしまったり知覚過敏が改善しにくい場合があります。

歯科医院で相談し専用のマウスピースを作ってもらいましょう。

4-4.歯茎を再生する

歯並びなどの影響で歯茎が一部分大きく下がってしまう場合があります。

状態によっては歯茎を移植し露出してしまった部分に歯茎を再生することも可能です。

4-5.歯周病の治療をする

歯周病が進行すると歯茎が下がったり、歯が動いたりし知覚過敏が出ることもあります。

4-6.レーザー治療をする

レーザー治療は実施している歯科医院とそうでない場合があります。

レーザーを知覚過敏の部分に照射することにより、象牙質へ加わる刺激を伝わりづらくして症状を軽減する効果があると言われています。

4-7.神経の治療をする

症状が改善せず、しみる症状や痛みが強くなっている場合は神経を抜く必要があります。

歯にとってなるべく神経は保存できた方が良いので、症状が強くなる前に歯科医院へ相談しましょう。

まとめ

歯科医院受診をされた方の多くが、歯が痛む、しみる等の症状で来院されます。

その原因は様々あり、原因が一つの方も複合的に様々な原因がある方もいらっしゃいます。

症状がある場合は何かしらのサインを出していると思われますのでなるべく早めに歯科を受診しましょう。

鎌田 瑞乃
Author: 鎌田 瑞乃(歯科衛生士)

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