プロが教える!正しい歯の磨き方をお口の状態別に徹底解説

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step3.前歯は毛先を使って1本づつ縦磨きを行います。

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【注意点】
歯ぐきに斜めに歯ブラシをあて微振動する動かし方が難しいため、誤った操作は歯ぐきを傷つけてしまうので、注意が必要です。
歯の面はほとんど磨けない磨き方なので、他の磨き方と併用して行う必要があります。
歯ぐきの炎症が軽減してきたら、歯ブラシを変え、磨き方も別の磨き方へ移行しましょう。

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1-5.フォーンズ法

短時間で大まかな汚れを落とすことができる磨き方です。

【こんな方に】
幼児や細かい操作が困難な方

【歯ブラシの選び方】
毛の硬さは、SかMの柔らかめからふつう

【磨き方の手順】
step1.奥歯を磨く時は上下同時に磨く方法で、毛先を歯面に直角にあてて上下の歯に当たるように円を描きながら磨いていきます。

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step2.奥歯の内側は円を描く磨き方はできないため、歯ブラシを斜めにあてて前後に動かします。

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【注意点】
歯と歯の間の細かな部分には歯ブラシが届かないため、歯間ブラシやフロスを併用する必要があります。
歯ぐきのマッサージ効果も期待できますが、強い力で歯磨きをすると、歯ぐきの退縮の原因にもなりますので、力加減と歯ブラシ選びに注意が必要です。

1-6.ローリング法

歯の根の部分がでている方には、向いていない磨き方です。

【こんな方に】
比較的健康な歯ぐきの方
細かい操作が困難な方

【歯ブラシの選び方】
毛の硬さは、SかMの柔らかめからふつう

【磨き方の手順】
step1.毛先を歯ぐきの方へ向けて、歯ブラシの脇腹あたりを歯面にあてます。歯ブラシの脇の辺りを使用して回転させる動かし方で磨いていきます。

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step2.前歯の裏側も同様に歯ブラシの毛先を歯ぐきの方へ当て、回転するように動かして磨きます。

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【注意点】
操作は比較的簡単ですが、歯と歯の間の汚れは取り除けないため、歯間ブラシとフロスの併用が必要です。
硬い歯ブラシで力を入れて動かすと歯ぐきを傷つけてしまう可能性があるので、注意が必要です。

2.歯ブラシの選び方

歯ブラシの選び方は、一般的には大きすぎないものを選ぶことが言われていますが、ご自身のお口の状態に合ったものを選択することが一番よいでしょう。

そのためには、歯科医院で歯科衛生士にお口状態を確認してもらい、適正な歯ブラシを選んでもらうのが一番です。

歯ブラシには、ヘッドの大きさ、毛の硬さ、毛の形状などさまざまな種類があります。
迷ったら、歯科医院で相談してみてください。

歯ブラシの選び方については「歯科衛生士が選ぶ!おすすめ歯ブラシと選び方を目的別に解説」をご覧ください。

3.歯磨きのタイミング

歯磨きのタイミングは理想的には食後すぐの歯磨きをお勧めしています。

すぐに歯を磨けない場合は、うがいをするなどして、できるだけ食後のケアを心がけましょう。

歯磨きのタイミングについて、詳しくは「歯科衛生士が教える!食後の歯磨きはすぐ?30分以上後?」をご覧ください。

4.歯磨きの時間

歯磨きの時間は結論から言えば5分程度ですが、時間よりも、きちんと磨けていることが大切です。

同じ場所ばかり5分間磨いていたら、お口全体的には汚れが残っている状態になります。

歯の面を全て磨いていくと、結果的に5分程度かかるということを理解しておおよその目安として時間を考えてみてください。

5.歯間ブラシやフロスと併用

歯ブラシだけでしっかりと汚れを取り除ける場合と、そうでない場合があります。

歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい方や歯の間が空いている方、歯の被せ物が多い方などは、歯間ブラシやフロスを一緒に使うことで、効率よく汚れを取り除くことができます。

歯間ブラシの効果について、詳しくは「こんなに差がつく!歯垢除去に最適な歯間ブラシの効果」をご覧ください。

デンタルフロスの選び方について、詳しくは「もう迷わない!おすすめのデンタルフロスと選び方」をご覧ください。

6.歯磨きをしないとどうなるか

歯磨きをしていないと、8時間ほどで細菌が繁殖していき、48時間後には細菌同士がくっつき、自分たちの住みやすい環境を作り出します。

そして、それらの細菌が虫歯の原因となる酸を出し、虫歯のきっかけを作っていきます。

その後、3〜5日ほど、歯磨きをしない状態が続くと、歯茎の中で細菌が繁殖しやすい環境になり、歯周病の原因となる細菌が増殖していきます。

細菌が増殖していくと、歯茎の腫れや出血、または口臭の原因にもなります。

歯磨きをしないことで、虫歯、歯茎の炎症、歯周病、口臭とお口にまつわる病気が進んでいくことがわかっています。

まとめ

いかがでしたか。歯の磨き方にもさまざまな方法があります。歯の磨き方は、ずっと同じ磨き方なのではなく、歯茎の状態やお口の状態の変化に合わせて磨き方も変わっていきますので、かかりつけの医院で歯科衛生士から今のあなたにあった磨き方のアドバイスをもらうといいでしょう。
長く、歯科医院へ通院していない方は、これを機に歯科医院で歯磨き方法の確認をしてもらい、今の自分にあった磨き方で、お口の健康を保ちましょう。

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