海外のホワイトニング剤
過酸化尿素が主成分になります。
ホワイトニング時間の目安
10%: 8〜10時間
15%:4〜6時間
20%:2〜4時間
35%:30分装着が目安です。
2.ホームホワイトニングのメリット/デメリット
2-1.メリット
- 自分の好きな時に好きなペースでできる
- 自分の好みの白さまで追求できる(限界はあるが)
- 後戻りが遅い
- 後戻りした場合は薬剤さえ残っていればまた使える
2-2.デメリット
- オフィスホワイトニングに比べ、白くなるまでに時間がかかる
- 歯にしみる
- 国内では10%濃度のものしかない
※薬剤を海外から輸入してくれる歯科医院では高濃度のものもあり短時間でのホワイトニング効果が期待されます。取扱いの有無は歯科医院にお尋ねください
3. 施術の流れ
3-1. 歯科医院での施行
1. 薬剤でしみる事があるので虫歯や歯周病のチェックをします。
2. ホワイトニング効果を高めるためにお口の中をクリーニングして着色や歯石を取ります。
3. ホワイトニング前の歯の色の確認のための写真を撮ります。
4. 歯型を取りマウストレーを作成します。
5. マウストレーの適合を確認してとジェルをお渡しし、使い方を説明します。
3-2.自宅での使用方法
1. まずは歯磨き。できるだけていねいに・・・
2. マウストレーの歯の唇側にジェルを米粒大の量入れます。
3. マウストレーを装着します。
4. ジェルがあふれてきたらティッシュでふき取ります。
5. 一日一回所定の時間トレーを装着します
6. 時間が来たらトレーを外しよく洗口します
7. しみる場合はフッ素ジェルを塗ってください。
8. トレー装着中は飲食や喫煙はできません。
9. トレーを強く噛まないでください。
10. ホワイトニング終了後はマウストレーを流水で良く洗って下さい。
11. ジェルが残るようであれば歯ブラシや指でやさしく洗い、水を切ってケースにしまいます。
4. ホームホワイトニングの効果(白さ)を持続させるポイント
4-1. 週に1回程度ホームホワイトニングを行う
お好みの白さになりましたらホワイトニング効果を持続させるためにも週に1回程度ホームホワイトニングを行う事をお勧めします。
4-2.オフィスホワイトニングと併用する
歯科医院や専門クリニックで行うオフィスホワイトニングと併用することにより、より白く、白さを持続することが出来ます。
それぞれの長所を取り入れ、短所を補うので、期間の短縮や歯の白さの安定に高い効果をもたらします。(デュアルホワイトニング)
オフィスホワイトニングについて詳しくは「歯を白くするなら短期間でできるオフィスホワイトニング」をご覧ください。
なお、日本の歯科医院で扱われるホワイトニング薬剤は、現在数種あり、各種薬剤濃度や光の種類が違い、歯の状態により効果には差があります。
また、歯科医院により施術時間や費用にも差がありますので確認をしてください。
歯科医院で行うホワイトニングの種類について、詳しくは「歯科医院で行う歯のホワイトニングの効果/方法/注意点」をご覧ください。
4-3. 飲食物に気を付ける
飲み物:コーヒー・紅茶・烏龍茶・抹茶・赤ワイン・ベリー系のジュース・コーラ・ココアなど
基本的に水以外の飲料はホワイトニング効果を妨げます
食べ物:カレー 、ミートソース、キムチなど、ナス、合成着色料が入ったもの
その他:たばこ、うがい薬、口紅など
5. ホームホワイトニングに適さない方
虫歯の治療をしていない方、歯周病が進んでいる方
薬液の影響で痛みが出たり病状が悪化する事があります
歯がしみやすい方(楔状欠損などで知覚過敏のある方)
更に歯がしみやすくなる恐れがあります。
6. その他注意点
- ホワイトニング後の飲食は水以外1時間程度は控えてください
- ホワイトニングトレーの熱湯消毒、アルコール消毒はしないでください
- トレーは使用後必ずケースに保管してください。ティッシュに包む等してなくされる方が多いです
- お年を召した方、テトラサイクリン歯などでは効果が出にくいことがあります
- 歯茎がしみることもあります
- 2週間後を目安に歯科医院でホワイトニング効果の確認を行います
まとめ
今回はご自宅で自分のペースで出来るホームホワイトニングをご紹介いたしました。
オフィスホワイトニングと比較検討をしながら、ご自身にあった方法をお選びいただければと思います。
Author: 澁谷 仁志(歯学博士/あおい歯科クリニック院長)
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