口臭が気になる方からオススメの歯磨き粉はありませんか?と相談をいただくことが多くなりました。口臭の原因は大きく分けると、起床時や空腹時に起こる「生理的口臭」、病気が関連している「病的口臭」、口臭がしているのではないかと不安に感じる「心理的口臭」の3つに分けることができますが日常的に口臭を気にしている方も多くいらっしゃいます。まずは、歯科医院で検診を受けることをお勧めしますが、口臭予防の成分からみた口臭予防の歯磨き粉についてまとめてみます。ぜひ参考にしてください。
1.口臭の原因
口臭の原因は大きく分けると、起床時や空腹時に起こる「生理的口臭」、病気が関連している「病的口臭」、口臭がしているのではないかと不安に感じる「心理的口臭」の3つに分けることができます。
口臭の原因は、口臭外来などで診査をすることで何が問題になっているのかを診断してもらうことが大切です。
2.口臭予防の成分
塩化セチルピリジニウム(CPC)
グラム陽性菌に対する殺菌作用があり、洗口剤や歯磨き粉などの医薬品の多くに利用されています。
塩化ベンザルコニウム
陽イオンの界面活性剤の一種で殺菌・消毒効果があり、細菌の細胞膜のタンパク質を変性させることによって、殺菌効果が期待できます。
イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
歯周病予防にもオススメされている殺菌効果が期待できる成分。歯周病菌が発する毒素が講習の原因になっていることも示唆されており、歯周病予防のための成分は口臭予防とも関連性があるようです。
植物由来、食べ物由来の天然殺菌成分も、歯磨き粉に使用されるようにっています。
なたまめ
薬効としては、昔から「膿を出す」妙薬として用いられており、蓄膿や歯槽膿漏の改善に用いらていました。
柿渋
薬効としては、昔から防菌防臭として使用されいた自然素材で、最近ではなたまめと一緒に歯磨き粉に使用されています。
マスティック
ギリシャ東南部のヒオス島に群生するウルシ科。別名コショウボクと呼ばれているマスティックは口臭抑制作用、抗炎症作用、出血阻止作用の効果が期待され注目を集めています。
3.口臭予防におすすめの歯磨き粉
システマSP-Tジェル
販売:ライオン
商品:システマSP-Tジェル
価格:1300円
特徴:殺菌成分IPMP配合で歯科医院でも販売されいます。その他にもビタミンEも配合されている。
薬用 なたまめ柿渋歯磨き
販売:京都やまちや
商品:薬用 なたまめ柿渋歯磨き
価格:1980円
特徴:なたまめ成分と渋柿成分の両方が入った歯磨き粉。テレビ番組にも紹介されてから人気のある歯磨き粉です。試用感はしょっぱい感じですが、起床時のお口のネバネバはいつもより少ない感じがします(個人の感想です)
マスティック&ハーブ
販売:お口の健康株式会社
商品:マスティック&ハーブ
価格:2160円
特徴:口臭予防効果の期待できる天然ハーブを使った歯磨きジェルです。マスティック、カンゾウ、オウゴン、セージ、カモミール、ローズヒップ、ムクロジ、キシリトール、メントールのハーブで歯磨き時間がリフレッシュの時間に変わります。
4.口臭の予防のためにすること
4-1.歯科医院受診
口臭予防のためには、まず何が原因になっているのかを把握することが大切です。
最近では口臭外来などの専門的な診療科もありますので、気になる方はまずは歯科医師に診断してもらうことが大切です。
一般の歯科医院でも、口臭チェッカーなどを利用して、口臭の検査を導入している医院もありますので、かかりつけの歯科医院で相談してみましょう。
4-2.歯石除去(歯周病治療)
口臭のきっかけを作るのは、お口の中の汚れの状態です。
歯石が付着していると、歯の表面がザラザラと塑像になり、さらに汚れがつきやすくなります。
汚れの中の細菌が増え、長期間放置しておくと、歯肉炎や歯周炎、口臭の要因に繋がります。
歯科医院で歯石除去をしていない期間が1年以上ある方は、一度歯科医院へ検診に行かれることをオススメします。
4-3.口臭のチェック
口臭を普段から簡単にチェックすることもできます。
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