気になる口臭をなんとかしたい、または口臭を自覚していても改善方法がわからないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
外国人に日本人の口臭について尋ねたところ、約7割が「日本人の口臭にガッカリした経験がある」と回答したアンケート結果があります。
自分から発する口臭は、自分自身では気づかないことも多いのですが、他人の口臭はけっこう敏感に反応してしまうものです。
つまり、自分では気づかないうちに「臭い!」と周囲に思われている事もあるかもしれません。
そこで今回は「歯の知りたい」編集部で口臭対策のためにできるセルフケアをランキング形式でまとめてみました。ぜひ、参考にしてください。
1.歯磨き(歯ブラシ)
何と言っても、口臭対策に最も重要なのは「歯磨き」です。
歯磨きならいつもしていると思いますが、大切なのは自分にあった歯ブラシを使って正しい磨き方で磨くことです。
磨いているのと磨けているのは違います。
1-1.自分にあった歯ブラシを選ぶ
まずは自分にあった歯ブラシを選べるようになりましょう。
毛の硬さ、歯ブラシの大きさ、形など、現在ではたくさんの種類が販売されています。自分にあっていない歯ブラシだといつも磨き残ってしまう場所ができることがあります。
そうするとその部分の汚れは常にお口の中に残り続けるわけですから、細菌が繁殖して口臭の原因になってしまいます。
まずは自分にあった歯ブラシを選ぶことが大切です。
歯ブラシランキングは、「予防のプロが厳選!歯ブラシおすすめランキングBEST10」
歯ブラシ選び方については「歯科衛生士が選ぶ!おすすめ歯ブラシと選び方を目的別に解説」をご覧ください。
1-2.磨くタイミングを知る
歯を磨くタイミングは、食後すぐのタイミングです。
お口の中に汚れが残っている時間が長ければ長いほど、口臭の原因になります。食後すぐに磨いてはいけないという情報もテレビて放映されていましたが、それは特異的な時に限ります。
まずは、毎食後に磨くことを習慣つけましょう。
食後の歯磨きについて、詳しくは「歯科衛生士が教える!食後の歯磨きはすぐ?30分以上後?」をご覧ください。
1-3.自分にあった磨き方
自分にあった磨き方で磨くことで、効率よく汚れが取り除くことができます。
特に歯並びが重なっている場合や、矯正治療中の方などは、口臭が出やすくなりますので、自分のお口の状態にあった磨き方を知ることからが大切です。
正しい歯の磨き方について、詳しくは「プロが教える!正しい歯の磨き方をお口の状態別に徹底解説」をご覧ください。
矯正中の口臭について、詳しくは「歯列矯正中の口臭が気になる!その原因と対処法」をご覧ください。
2.デンタルフロス
歯ブラシだけでなく、最近では「デンタルフロス」を毎日使うことが推奨されています。
欧米人のほとんどは毎日フロスをしています。
もしかしたら、日本人の口臭の原因はフロスをする習慣がないことが原因なのかもしれません。
歯ブラシでは、歯の表面の汚れは取り除けますが歯と歯の間までは歯ブラシの毛先と届かないです。
歯ブラシだけ行った場合では汚れは61%しか除去できておらず、フロスをした場合は79%まで汚れが除去できるデータもあります。
そのくらいフロスで歯と歯の間の汚れを取り除くことは大切です。
デンタルフロスのランキングは、「歯科衛生士厳選!優秀デンタルフロスランキングベスト10」
使い方については、「歯科衛生士が教える!デンタルフロスの正しい使い方」をご覧ください。
3.舌磨き
口臭の原因は様々ですが、歯磨きはきちんとしているのに口臭がある場合には、舌苔(ぜったい)という舌の汚れが原因の場合があります。
舌苔は舌クリーナーや舌用のブラシで舌磨きするときれいに取ることができます。
舌は無数のひだ状になっていて、そのひだの中に汚れが溜まってしまうと、細菌が繁殖して口臭の原因になります。
これまで、舌を磨いたことがないという方で、口臭が気になっている方は、舌磨きや舌クリーナー口臭対策には、欠かせないアイテムです。
舌クリーナーについて、詳しくは「口臭対策に!歯科衛生士がすすめる舌クリーナーと使い方」をご覧ください。
4.歯間ブラシ
フロスと同様に、歯ブラシが入りきらない歯と歯の間には歯間ブラシは欠かせないアイテムの一つです。
特に被せ物が多く入っている方やブリッジという連結された被せ物が入っている方は、歯と被せ物の隙間に汚れが溜まりやすく、口臭の原因になります。
歯ブラシでもある程度は取り除くことができますが、きちんと汚れを取り除くには専用の歯間ブラシを使うことが口臭対策には欠かせません。
歯間ブラシのおすすめについては「歯科衛生士が紹介!おすすめの歯間ブラシと選び方」
歯間ブラシの効果について、詳しくは「こんなに差がつく!歯垢除去に最適な歯間ブラシの効果」
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