歯茎が下がる!健康な状態へ戻すため治療法と予防法

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あれ?歯茎が下がってる?と鏡を見て急に不安になる方もいるのではないでしょうか。
人によっては歯が伸びた様に感じたり、歯茎が下がると急に老けたように感じる方もいるのではないでしょうか。
見た目の問題だけでなく、歯茎が下がると知覚過敏や虫歯になりやすくなったり新たな問題にもつながります。
今回は下がった歯茎を戻す幾つかの治療法と予防法についてまとめましたので参考にしてください。

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1.歯茎下がりとは?自分の歯茎をチェック!

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最近、歯茎が痩せた、または、歯が伸びたような感じがする人は「歯茎が下がっている」状態です。
歯茎が下がる原因はさまざまですが、まずは今ご自身の歯茎の状態はどうでしょうか?チェックしてみましょう。

□ 前歯の歯と歯の間に隙間ができている
□ 歯と歯茎の境目をみると、歯の色が違う
□ 歯の隙間があり、喋るときに空気が抜けていく感じがある
□ 「さしすせそ」が発音しにくい
□ 最近、冷たいものがしみやすい
□ 食事のあと、必ず食べ物が歯の間に詰まってしまう
2つくらいあてはまることがあれば、あなたの歯茎は下がっている可能性があります。

歯茎が下がる原因については【歯茎が下がる原因と対処法について徹底解説!】もご覧ください。

2.下がった歯茎を戻す方法

少しの歯茎下がりであれば、セルフケアを気をつければ歯茎が戻ることもあります。
その場合のほとんどが歯磨きによる磨きすぎが原因。
強くごしごしと歯を磨く人は、同時に歯茎も削れていることが多いです。
歯磨きの時、力を抜いて磨くだけで、歯茎が戻ってくる場合もあります。

症状が進行している場合の歯茎再生の治療法にはいくつか種類があります。
通常、歯周病治療には健康保険が適応されますが、歯茎や骨の再生治療に関しては健康保険が適応されません。
費用はクリニックにより異なり、歯肉再生治療は医師の腕によっても結果が左右されますので、複数のクリニックでカウンセリングを受けてから検討するようにしましょう。

2−1.ヒアルロン酸治療

歯の間の歯茎が下がってしまった場合、ヒアルロン酸を注射することで元の状態に戻す治療法です。

日本では、ドイツ製の歯科専用のヒアルロン酸が使用されています。
ヒアルロン酸はもともと生体がもっている成分で、美容皮膚科ではシミやシワに応用されている安全性の高い成分です。

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■ 費用相場
費用は、1回1ml 50,000円からで部位や範囲によってことなります。

■ メリット
ヒアルロン酸注入時には麻酔をしますので、痛みはなく、短時間で施術は終わります。
その内容を3週間おきに3回行うのを繰り返すことで徐々に歯茎が戻ってきます。

■ デメリット
歯茎に炎症がある人には使用できません。事前に歯周治療を行うことが必要です。
また、注入後、必ず歯茎が戻るとは限りません。個人差があることも理解が必要です。
1回の施術は短時間で終わりますが、歯茎が戻るのは、個人差があり3週間から数ヶ月かかる場合もあります。

■ 注意点
歯周病の方や、歯茎に炎症のある方には使用できません。
3週間おきに3回継続して行うことで効果が期待できますので、途中で中断すると効果は期待できません。

2−2.歯槽骨を再生させる方法(GTR法)

歯の組織の周りの細菌をきれいに除去し、組織を清潔な状態にして、生体を再施に導く治療方法です。

歯周組織再生誘導療法と言われるスェーデンで成功症例が報告された治療法で、日本でも歯周病専門医などが積極的行っている治療法です。
人工骨を使用してさらに再生力を高めることもあります。

■ 費用相場
10万から30万で、手術に付随して歯茎や骨の再生を促す薬剤を併用する場合によっても費用は異なります。

■ 期間
手術自体は2時間程度で終わりますますが、骨が定着するまでに4ヶ月から6ヶ月かかるため、最終的な状態には、6ヶ月から1年ほどの期間を目安にするとよいでしょう。

■ メリット
骨から再生していくので、骨の定着がよければ歯茎も綺麗に再生されます。

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