知覚過敏の原因は様々です。歯ぎしり食いしばりなどの力や歯茎が下がった事によるもの、歯ブラシの圧力が強すぎる等です。
知覚過敏の場合、多くは歯茎の境目の象牙質が露出ししみているケースがほとんどです。
柔らかめの歯ブラシを使い知覚過敏のケア用歯磨き粉などを併用すると改善する場合もありますが原因は様々ですので、かかりつけ歯科医院を受診し適切な指導をしてもらいましょう。
1-8.火傷などの外傷
火傷や何か硬いものが当たった、刺さったなどの外傷により痛んだりする場合もあります。
外傷があまりにも大きい場合は一度歯磨きをお休みをした方がいい場合もありますので症状がひどい場合は歯科医院を受診し診断してもらいましょう。
2.歯茎が痛い時の対処法
2-1.まずは歯科医院へ
歯茎が痛む場合、まずは歯科医院を受診する事を第一選択としてください。
これまで書いてきたように歯茎が痛む場合の原因はさまざまです。
その症状に応じた磨き方がありますので自己判断せず歯科医師、歯科衛生士の指導のもと正しい処置をとりましょう。
2-2.歯ブラシの確認
歯ブラシが硬すぎると、歯茎が痛みやすくなります。
また、長い間おなじ歯ブラシを使い続けていると、毛先が広がり歯の表面に歯ブラシを当てているつもりでも、歯茎に当たってしまっている可能性もあります。
歯ブラシの後ろからみて歯ブラシの毛先がはみ出て見えているようなら交換時期が来ていますので新しい歯ブラシに変えましょう。
炎症がある歯茎の近くをブラッシングした場合出血を伴います。
歯みがきをしながら歯ブラシに血がついていないか確認してみましょう。
2-3.お口の中の確認
炎症がある歯茎の場合、健康な歯茎と違って赤みを帯びていたり歯茎が腫れてることがあります。
普段から歯と歯茎を鏡で確認するようにしていると、歯茎に炎症がおきている場合の違いが分かりやすくなります。
歯と歯の境目の歯茎は、健康な場合には三角形の引き締まった形できれいなピンク色をしていますが、炎症が起きてくると三角形の角が鈍った形になり歯茎も赤くなってきます。
分かりづらい場合もありますので、違和感がある場合は歯科医院を受診し診断してもらいましょう。
3.正しい歯の磨き方
3-1.歯ブラシはペングリップで持つ
歯ブラシの持ち方はペングリップ(鉛筆持ち)で持ちます。
パームグリップ(握り持ち)で磨くと力のコントロールが効かず歯茎を傷つけやすくなります。
3-2.細かく動かす
歯ブラシは細かく動かしてください。
ストロークが大きいと磨き残ししやすくなりますので一歯ずつ10~20回を目安に磨いてください。
3-3.1回5分程度が目安
1回5分程度が目安です。
時間をかけても当てたいところに当たっていなかったり、適切な角度、力のコントロールが必要になりますので、ご自身のお口の中に合った歯磨きの方法は、かかりつけ歯科医院にて歯磨き指導を受けてください。
3-4.1日3回がベスト
1日1回でも完璧に歯垢を落とせていれば虫歯、歯周病のリスクはかなり低くなりますが1回の歯磨きで100%歯垢を落とす事は不可能です。
1日1回より2回、2回より3回の磨くことにより歯垢を落とす機会が増え虫歯、歯周病のリスクを下げることができます。
まとめ
歯茎が痛いという症状でも様々な原因があります。
細菌による炎症、歯ぎしり食いしばり、歯ブラシの圧力や当て方等。自己判断せずに違和感がある場合は早期に歯科医院を受診し痛みの原因を診断してもらい適切な処置をしてもらいましょう。
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