予防歯科におけるフッ化物/日本と海外の活用法とその違い

予防と知識

予防歯科


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フッ化物はむし歯予防と関連して語られる事が多く、耳にする機会も多いと思います。しかし実はそれほど詳しくはないという方も多いのではないでしょうか。

日本では一般的に「フッ素」という呼称が用いられ、近年では広く知られるようになっております。例えば市販の歯磨剤の多くに添加されており、最も気軽に出来る虫歯予防のひとつとなっております。

今回はフッ化物に関し、日本における予防歯科での活用法及び海外での事例をご紹介いたします。ぜひフッ化物の知識を高め、予防歯科にご活用下さい。

1. フッ化物とは

天然に存在する元素の一つです。フッ素単体としては存在しません。

クラーク数表にあるように、フッ素は、17番目のところにFというのがあります。このFがフッ素の元素記号です。

0.03と書いてあるのは、地殻を構成している量として全体の0.03%であるということです。
すなわち、フッ素は地球の地殻を構成する元素のうちで、量の多いほうから17番目にある元素なのです。

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クラーク数表

2. フッ化物とフッ素の用語の違い

むし歯予防に使用するフッ素とは、フッ化ナトリウム(NaF)のことです。
そのため、フッ素(F)単体ではなく化合物としての呼び方「フッ化物」というふうに呼びます。

3.フッ化物の特徴

フッ化物には、歯に対して耐酸性向上させ、再石灰化を促進する効果があります。また、口腔内環境に対しては、う蝕原因菌の酸産生能を抑制する働きがあります。

4.フッ化物の利用方法

4-1. 日本における利用方法

4-1-1. フッ化物配合歯磨剤

一般に市販されているほとんどの歯磨剤にフッ化ナトリウム(NaF)かモノフルオルリン酸ナトリウム(MFP)が配合されています。

海外ではフッ素濃度1000ppm以上配合した歯磨剤も売られていますが、日本で市販されている歯磨剤は薬事法により、フッ素濃度1000ppm以下と定められています。
中には、フッ素濃度が500ppm程度の製品もありますが、最近の研究によってフッ化物によるむし歯予防効果には、フッ素濃度が重要であり、500ppm以下の製品についてはその効果が疑問視されています。

フッ化物配合歯磨剤はフッ素濃度500ppm以上の製品を使用し、使用量・使用方法を守って歯を磨きましょう。

また、フッ化物配合歯磨剤の製品としてはペースト状のものの他に、泡状、スプレー状のものもあります。泡状、スプレー状の歯磨剤は、ペースト状の歯磨剤に比べフッ素の取り込みが早いため、歯磨きの時間が十分に取れない低年齢児や障害のある方におすすめです。

4-1-2. フッ素ジェル

フッ化物配合歯磨剤でのブラッシング後にフッ素ジェルを塗布する方法(ダブルブラッシング)が効果的です。
フッ化物は、様々の方法を組み合わせて使用することが推奨されています。

4-1-3. フッ素洗口

フッ化物洗口法はフッ化物洗口剤を口に含み30秒間ぶくぶくうがいをして吐き出します。

サイト監修

小野澤 彰(歯科医師)/ 歯科オノザワ院長

  • 1996年 東京歯科大学卒業
  • 1996~1998年 東京医科歯科大学研修医
  • 1998~2002年 大西歯科勤務
  • 2002年4月1日 歯科オノザワ開院

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