相場はいくら?入れ歯の費用を保険適用と適用外で解説

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歯科医院で入れ歯を勧められたけど、費用はいくらくらいかかるのか相場を知りたいという方も多いのではないでしょうか。なるべく自然に見える入れ歯にした場合など、入れ歯治療の費用は歯の状態、どの種類の入れ歯を選ぶか、使う素材などによってかなり開きがあります。ここでは、費用に関する疑問を集め、おおよその目安を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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1. 保険が適用される場合

1-1.入れ歯治療費の相場

保険適用3割負担の場合部分入れ歯で5000円から14000円、総入れ歯で10000円から15000円程度です。期間としては最短で2週間から1カ月ほどかかります。通院回数は5回ほど(その他の虫歯治療を除く)

1-1-1. 保険の部分入れ歯の費用相場は5000円〜14000円

材質はアクリルレジン(プラスチックの樹脂)とバネ(クラスプ)部分は金属でできています。歯が複数本失われてしまった場合などブリッジでは対応できない場合には部分入れ歯とよばれる装置が適応になります。費用に関しては保険の種類(1割負担や3割負担)や欠損歯数(失われた歯の本数)によって費用が異なります。

1-1-2. 保険の総入れ歯の費用相場は10000円~15000円

材質は部分入れ歯同様アクリルレジンと人工歯はレジン歯や硬質レジン歯等があります。歯がすべて失われてしまった場合は総入れ歯と呼ばれる装置の適応になります。
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1-2. 入れ歯のメインテナンス(お手入れ)について

1-2-1. 機械的清掃

入れ歯専用のブラシを使って入れ歯についた食べカスや歯垢(デンチャープラーク)を取り除く。

1-2-2. 化学的清掃

入れ歯洗浄剤を使って化学的に清掃する方法。入れ歯には細菌や真菌(カビ)などがつきやすく、保険の入れ歯で使われているアクリルレジンは網目の構造になっているため細菌が繁殖しやすい。入れ歯使用の一日目から入れ歯洗浄剤を使用し清潔に使われる事をオススメします。

清掃の方法を二種類お伝えしましたが、どちらか一方ではなく併用すると効果的です。流れとしては・・・ブラシで機械的に清掃した後、入れ歯洗浄剤に漬け更にブラシでこするとよりキレイな状態で入れ歯をご使用いただけます。

2.自費(保険適用とならない場合)

2-1. 入れ歯の治療費相場

部分入れ歯の場合は歯の本数や装置の種類によって費用が変わってきますが15万円から50万円など幅があります。総入れ歯の場合は30万円から60万円ほど。各診療所によっても費用が異なります。

2-1-1. 自費の部分入れ歯の費用相場は15万円から50万円ほど

材質は金属床やノンクラスプデンチャーなどがあります。ノンクラスプデンチャーとは通常保険適用の部分入れ歯では残っている歯にかかるバネ(クラスプ)の部分が金属なのですが審美的に金属色の気になる場合や金属アレルギーがある場合などに金属を使用しない部分入れ歯を作製する事ができます。保険の入れ歯ではアクリルレジンを使用していますが、ノンクラスプデンチャーではポリアミド系(ナイロン系)等を使用しているためレジンアレルギーの心配もありません。
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2-1-2. 自費の総入れ歯の費用相場は30万円から60万円ほど

材質は金属床などがあります。金属の種類は金合金やチタン、コバルトクロム等があります。保険のレジン床の入れ歯と違い強度や耐久性が向上します。また入れ歯の重量も軽くなり上あごに当たる部分が金属になる事により保険の入れ歯より薄くなり違和感が減少します。また熱の伝導率も良くなるためお食事をより楽しめます。
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