ホワイトニングの薬液が歯に触れるように薬液溜まりのあるホワイトニング専用のトレーです。
3-5.ホームホワイトニング
ご自宅で、2時間程度ホワイトニングを行います。
3-6.定期的なチェックとクリーニング
色戻りを防止するために定期的なオフィスホワイトニングを行います。
4.デュアルホワイトニングの効果(白さ)を持続させるポイント
ホワイトング後に白さを持続するためには、色の濃い食べ物を控えることです。
例えば、飲み物では、コーヒーや紅茶、赤ワイン、など、グラスやカップに着色が付くような飲み物は基本的に、歯にも着色を残します。
食べ物では、カレー、ビーフシチュー、など、服にこぼした時に色が取れにくい食品は、歯も同様に着色を残します。醤油やソース、ケチャップなども同様です。
嗜好品としては、タバコも同様です。
また、洗口剤では、イソジンなど溶液に色がついているものは着色の原因になりますので、控えるようにお伝えしています。
5.ホワイトニングに適さない方(禁忌)
デュアルホワイトニングに関係なく、ホワイトニングに適さない方もいます。
5-1.妊娠している方
妊娠中は、ホワイトニングの薬剤が影響することはありませんが、ホルモンバランスが崩れていたり、薬剤で気分が悪くなったりすることもありますので、できるだけ、妊娠中は控えてもらいます。
5-2.虫歯や歯周病
虫歯や歯周病の病気がある方は、歯を白くする前にまずは治療をおすすめします。
痛みの原因にもなりますし、第一優先するのは、やはり治療です。
虫歯や歯周病の状態にもかかわらず、ホワイトニングをすすめてくる歯科医院では、ホワイトニングを行わないのが良いでしょう。
5-3.歯の質が薄い(シミやすい)方
知覚過敏の症状が出やすい方や歯茎が極端に下がっている方は、一般の方と比べ痛みが出やすい場合もあります。
白くしたい思いと、痛みを伴い辛い思いをするのとでは、痛みがな快適な食事ができる方が良い場合もあります。歯の状態によって、薬剤を変えることもできますので、まずは歯科医師に相談することをおすすめします。
5-4.テトラサイクリン系の薬を服用
幼少期に、テトラサイクリン系の薬を飲んでいる方で、歯の色がグレーになっている方がいます。
全く、白くならないということではありませんが、かなり根気よくホワイトニングをすることが必要になり費用もかかってしまうため、別の方法で歯を白くしていくことを説明することが多いです。
こちらも、歯科医師に相談をすることをおすすめします。
5-5.叢生(歯並び)
オフィスホワイトニングを行うことはできますが、ホームホワイトニングでは専用のマウスピースを装着するため、歯並びの状態によっては、マウスピースを装着できない場合があります。
この場合は、オフィスホワイトニングのみになりますので、デュアルホワイトニングを行うことはできません。
5-6.無カタラーゼ症の方
過酸化水素水を分解するカタラーゼが不足している方を無カタラーゼ症といわれています。
過酸化水素水は、ホワイトニングの薬液の成分ですので、無カタラーゼ症と診断された方はホワイトニングを行うことができません。
6.その他注意点
6-1.嘔吐反射
歯ブラシを口に入れるだけで嘔吐反射がある方は、ホワイトニングトレーが口に入るだけでも過敏になる場合がありますので、注意が必要です。
6-2.前歯の被せ物
前歯に被せ物をしている方は、ホワイトングを行うことで、天然歯との色の違いが目立つことになります。
そのため、被せ物の色をホワイトング後に合わせることになり、再治療が必要になります。被せ物の費用についてもしっかりと相談をしておくことをおすすめします。
まとめ
デュアルホワイトニングとは、歯科医院内で行うオフィスホワイトニングと患者さん自身が自宅で行うホームホワイトニングを併用する方法です。
費用は少しかかりますが、短期間でムラなくきれいに仕上がり、継続して白さを保つことができます。
ホワイトニングを行う際には、メリットデメリットをしっかりと把握し、虫歯や歯周病のない健康な状態で、さらに美しい口元になることを第一に考えると良いでしょう。
白いは、健康的で、若々しく見え、好印象をあたえます。価格が安いからと安易に選択するのではなく、正しい知識を伝えてくれる信用できる歯科医師、歯科衛生士の元で行うことをおすすめします。
- 1
- 2