口の渇きが原因でおきるトラブル!簡単にできる対処法を紹介

お口の渇きが原因で痛みなどのトラブルで困っていませんか。お口の中は唾液で潤っている状態が健康な状態なので、唾液が少なくなり口の中が乾燥するといろいろなトラブルが起こる原因になるんです。今回はお口の渇きの原因と発生するトラブル。そしてその対処法を徹底解説したいと思います。

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1. 口が乾く原因

お口の渇きは、自己免疫疾患であるシェーグレン症候群や、加齢によるドライマウス、糖尿病といった病気、ストレス、抗精神病薬や、高血圧のお薬などが原因で起こるといわれています。

1-1. シェーグレン症候群

自分自身の正常な細胞や組織に対して過剰に反応してしまう自己免疫疾患で、涙腺の涙の分泌の障害がでたり、唾液腺の唾液分泌の障害がでたりする症状がみられ、40歳から60歳の女性に多くみられる疾患です。

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シェーグレン症候群の割合(H17厚生労働省患者調査より)

1-2. ドライマウス

ドライマウスは、様々な原因によって、口腔が乾燥することの総称をいいます。加齢、ストレス、偏食、全身疾患、薬の副作用などがあげられ、「口が渇く」という自覚症状がある場合に、ドライマウスと分類されています。

1-3. 糖尿病

血糖値が高くなる病気で、喉の渇きや頻尿などの症状がでる病気です。2型糖尿病と1型糖尿があり、口の渇きなどは2型糖尿病に多くみられる症状です。

1-4. ストレス

唾液分泌は、神経の中でも副交感神経と交感神経が関係しているといわれています。
副交感神経が優位な状態は、リラックスしている状態で、唾液の分泌を促しますが、ストレスがかかると、交感神経が優位になり、唾液分泌に影響がでるといわれています。

1-5. 薬の副作用

薬の副作用のひとつに「口渇」口が渇く症状があります。唾液の分泌が少なくなる症状です。
とくには、「精神安定剤」や「抗不安薬」「降圧剤」などの副作用として知られています。

2. 口の渇きに起因するトラブル

2-1. 食べ物が飲み込みにくくなる

唾液の潤滑の減少により口内の流れが悪くなるため、食べ物がスムーズに流れなくなります。
なぜなら、お口の中では、食べ物だけが存在する状態ではなく、唾液と食べ物が混ざることで初めて喉に流れていくからです。クッキーなどの水分を吸収する食べ物だと喉の奥に詰まったりして食べにくい経験をしたことはありませんか?のどの詰まりそうになる時も十分に唾液がいきわたっていないからなんですね。

2-2. お口が汚れやすくなる

唾液が少なくなると、口内に溜まった汚れを流せなくなります。その状態が続くと奥地の中に汚れが溜まった状態が続き、お口の中が汚れやすくなります。

2-3. 舌に汚れが溜まり、味覚障害が起こる

汚れが溜まると、舌の上にもコケのように汚れが停滞します。舌には、味を感じるつぶつぶとした味覚神経があり、そこに汚れが溜まっていると、味を感じにくくなってしまいます。

2-4. 虫歯になりやすい

お口が渇き唾液が少ないと汚れが溜まりやすいことから、虫歯になるリスクも高くなります。汚れが溜まっている状態が続けば、虫歯の菌も増え続けることになるので、唾液が出にくい人は、虫歯のリスクも高いということがいえます。

3. すぐにできる対策方法

3-1. 保湿する

保湿をすることで口の中は守られ、傷ができにくくなります。また、食べ物の飲み込みもスムーズになりますし、特には、会話がしにくくなることが緩和され、お友達とのコミュニケーションも円滑になります。

3-1-1. 一番簡単な保湿「水を飲む」「マスクをする」

保湿の簡単な方法として、水を飲んだりマスクをすることが最も簡単にできる保湿方法です。効果はあまり期待できませんが、マスクをすることで外気に直接触れ乾燥しやすい環境からお口の中を守り、その他ウイルスからも体を守ってくれることが期待できます。
さほど効果は期待できませんが、日常的に取り入れやすいので、まずは習慣化できることから実践するとよいと思います。

3-1-2. 間食を取りながらする保湿

砂糖を使用していないのど飴やタブレットを食べると保湿効果が期待できます。間食をとりながら会話を楽しむこともできます。会話しながら、保湿効果も高まりますので、一石二鳥です!乾燥していて、話しにくいというストレスの軽減につながることも期待できます。お友達と一緒にのど飴やタブレットを食べながら、会話がはずむきっかけつくりにもなりますね。

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