1日で前歯のすきっ歯や虫歯を治す!ダイレクトボンディング

どのくらいで変色、劣化するかは、生活習慣、衛生状態などにより個人差があります。

なお、保険治療と自費治療で使う材料によっても差があります。

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3-2.欠けたり、割れやすい

ダイレクトボンディングは歯科用レジン成分であるため、強い咬合力、強い応力がかかると欠けたり、割れやすいです。

奥歯などの咬合力のかかる部位、くいしばり、歯ぎしりのある方などは欠けたり、割れるリスクが高くなります。

3-3.治療をする歯科医により仕上がりに差が出る

ダイレクトボンディングは口の中で直接、歯科用レジンを盛り足し、成型し仕上げるので治療をする術者の技術力により如実に仕上がり、その後の寿命に差が出てしまいます。

4.ダイレクトボンディング治療の流れ

4-1.歯肉炎、歯面清掃など口腔内環境を整える

歯肉炎などで歯茎が出血しやすいと治療の時に簡単に出血し、ダイレクトボンディングに血の色が混じり、きれいに仕上がらなかったり、接着する面が汚れていると接着しにくくなったりしてしまいます。

4-2.形成し、接着剤を塗る

変色部、虫歯の歯質を削り、接着面積を多くするよう形成します。その後、しっかり乾燥し接着剤を塗ります。

4-3.光を当てて、接着剤を固める

特殊な波長の光を当てて、接着剤を固めてダイレクトボンディングを接着させる環境をつくります。

4-4.プラスチックのペーストを形を整えながら詰めていく

歯の色や形に合ったペーストを使い、ダイレクトボンディングを行います。

自然な色を再現するために2~4種類のペーストを組み合わせることもあります。

4-5.詰めたプラスチックを光で固める

軟らかいペーストに光を当てて固めていきます。固めることで強度が増し、劣化や変色しにくくなります。

今のレジン素材は時間とともにさらに固まっていきます。

4-6.詰めたプラスチックの形を整え磨いて仕上げる

固まったプラスチックの形の微調整、歯との段差をなくし、移行的に仕上げます。

5.ダイレクトボンディング以外の治療法と比較

5-1.ラミネートベニア

前歯などで、歯の表面にセラミックの板を貼り付ける方法です。

ダイレクトボンディングと比べると変色・劣化しにくく、より自然で透明感がありますが、ダイレクトボンディングのように部分的に詰めることはできません。

ラミネトーベニアについて詳しくは、「理想的な歯並びや白さをラミネートベニアで短期間で実現!」をご覧ください。

5-2.奥歯の詰め物(インレー)にはセラミック

奥歯の咬合面と呼ばれるところに部分的な詰め物をする方法です。

ダイレクトボンディングでは頻繁に欠けてしまうなど強度的に及ばない場合には型取りをし、ジルコニアという硬めのセラミックの詰め物(インレー)をする方法が良いでしょう。

5-3.被せもの(クラウン)

歯全体に被せもの(クラウン)を入れる方法です。

神経の無くなってしまっている歯の被せものは差し歯とも呼ばれます。

ダイレクトボンディングでは対応できない広範囲にわたる治療、また神経が無くなっているもろく崩壊している歯にはクラウン(被せ)を選択します。

6.ダイレクトボンディングの注意点

仕上がりが綺麗で自然に見えてもダイレクトボンディングはプラスティックを接着させたものです。

少しでも長く維持するためにいくつかの注意点をあげます。

6-1.良い口腔内環境を維持する

ダイレクトボンディングは劣化、変色しやすい材質ですので、しっかり歯磨きし、フロス(糸ようじ)などすることはもちろん、歯肉状態も健康に維持できるように心がけましょう。

デンタルフロスの使い方について詳しくは「歯科衛生士が教える!デンタルフロスの正しい使い方」をご覧ください。

6-2.強い力を加えない

ダイレクトボンディングは強い力で欠けやすい材質ですので、前歯の先端などダイレクトボンディングの部分で硬い物を咬んだりすると欠ける可能性があります。

また歯ぎしり、食いしばりがある人などはダイレクトボンディングの破折の予防の為、マウスピースを使用することをおすすめします。

詳しくは「無意識の歯ぎしりで歯がボロボロに!マウスピースで歯を守る」をご覧ください。

6-3.定期的なメンテナンス

口腔内環境を維持するためにもメンテナンスは必要です。

また、定期的に咬み合わせの当たりをチェックしてもらい調整してもらうのもよいでしょう。

ダイレクトボンディングが劣化、変色してきたら破損する前に一部補修してもらいましょう。

まとめ

今回は、ダイレクトボンディングについて紹介しました。

保険治療で使用可能なレジンは限られていて、色みや強度にも大きな差があります。審美性を求められる方は、審美治療の実績がある歯科医院を選ばれることをおすすめします。

症状や希望により、また歯科医院ごとに費用にも差がありますので、まずは歯科医院で相談してみましょう。

Author: 小野澤 彰(歯科医師/歯科オノザワ院長)

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