入れ歯が合わない時の応急処置!入れ歯安定剤の選び方

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多くの種類がある入れ歯安定剤の中からどれを選べばいいの?と悩む方も多いのではないでしょうか?

基本的には、入れ歯は入れ歯安定剤を使用しないで使うもので、入れ歯安定剤を手にするということは、どこかしら入れ歯の不具合を示すものだと考えます

ですので、可能であればまずは歯科医院で調整してもらうことをお勧めします。しかし、様々な理由で歯科医院に行くことができず、とりあえずなんとかしたいという場合には入れ歯安定剤の選択もあります。

そこで今回は入れ歯安定剤の種類とそれぞれの特徴、お手入れ方法について紹介します。また入れ歯安定剤はデメリットもありますので、正しく使用し快適な生活を送ってもらいたいと思います。

1.入れ歯安定剤とは

入れ歯安定剤とは入れ歯が痛い、ガタつく、落ちてくる、動く・・・などの症状に対し使用するものです。顎の上で密着させることで入れ歯を安定させ、症状を和らげます。

入れ歯は使用する人お一人お一人に型を取って作るオーダーメイドです。入れ歯の素材も残っている歯の数もそれぞれですから不具合の症状も人それぞれです。入れ歯の種類や症状に合わせて適したものを選んでみてください。

2.入れ歯安定剤の種類と特徴

入れ歯安定剤には4つのタイプがあります。製品によっては透明のものや、歯茎と同じようにピンク色に色をつけてあるものが販売されています。

歯科医院を受診するまでの一時的な使用なら総入れ歯の方に限り、レジン床・金属床のどちらにでも使用でき、操作の簡単なクリームタイプが良いでしょう。

・クリームタイプ
・パウダータイプ
・シートタイプ
・クッションタイプ

2-1.クリームタイプ

・クリームタイプの安定剤は唾液などの水分を含んで粘着性をだします。
・クリーム状で柔らかく伸ばしやすいうえに安定感がある。
・使用する際には入れ歯の清掃をしたのち、水分を取り除きます。
・レジン床・金属床に使用可

新ポリグリップ®S

1

販売元:アース製薬
商品名:新ポリグリップ®S
価格 :40g・780円

タフグリップクリーム

2

販売元:小林製薬
商品名:タフグリップクリーム
価格 :40g・630円/75g・1,030

コレクトクリームXYL

3

販売元:シオノギ製薬
商品名:コレクトXYLクリーム
価格 :42g・800円

2-2.パウダータイプ

・パウダータイプは唾液などの水分を含んで粘着性を発揮して違和感少なく入れ歯を安定させます。そのため、唾液の少ない方には不向きです。
・サラサラの粉末状のため、使用後の安定剤の除去がしやすいです。
・使用する際には入れ歯の清掃をしたのち、湿ったままの入れ歯にパウダーをふりかける。
・レジン床・金属床に使用可

新ファストン

4

販売元:ライオン歯科材株式会社
商品名:新ファストン
価格 : 50g・880円 / 125g・1,700円

ポリグリップ®パウダー無添加

5

販売元:アース製薬
商品名: ポリグリップ®パウダー無添加
価格 :50g・560円

2-3.シートタイプ

・使用する際に水が必要です。
・携帯に便利です。
・取り付けや取り外しが簡単です。
・レジン床・金属床に使用可

タッチコレクトII

6

販売元:シオノギ製薬
商品名:タッチコレクトII
価格 :100枚・1450円

シーボンド 上歯用/下歯用

7

販売元:エーザイ株式会社
商品名:シーボンド
価格 :18枚 850円(上歯用/下歯用)

2-4.クッションタイプ

・クッション性のものは入れ歯が歯ぐきにあたる時の痛みを和らげてくれます。
・2〜3日連続で使用が可能です。
・使用する際には入れ歯の清掃をしたのち、水分を取り除きます。
・均等にクッションが広がらない場合があり、そのまま使用していると噛み合わせや顎が悪くなる可能性があります。
・連続使用により、材質が劣化して不潔になり、粘膜に炎症がおこることもあります。
・金属床に使用することができません。

3.入れ歯安定剤を使用するメリット・デメリット

3-1.メリット

・入れ歯のガタつきや痛みにより食事に支障があったものを軽減できる。
・入れ歯の不適合を一時的に補うことができる。
・高年齢や疾病のため唾液分泌が低下している症状で、入れ歯の維持の補助に使用できる。

3-2.デメリット

・不均等な圧力がかかるために歯茎が痩せてしまうことがある。
・噛み合わせに影響を与えて顎の関節を痛めてしまうことがある。
・そもそも入れ歯安定剤を使用する時点ですでに入れ歯が合ってないので、顎と入れ歯の不適合が起きている場合が多く考えられます。そこに安定剤を使用することで問題を回避してしまうと、歯科医院の受診を遅らせてしまう。

4.使用後のお手入れ方法

食事などをした後は必ず専用の入れ歯歯ブラシでよく磨くことが基本です。

入れ歯と粘膜の間に安定剤を流し込んでいるので、食事の後そのままにしておくと雑菌が繁殖をしニオイのもとにもなりますし、さらには菌によって粘膜炎を起こしかねません。

入れ歯につけた安定剤をしっかりと入れ歯の表面がツルツルになるように磨き、必要に応じては入れ歯洗浄剤を使用して科学的な洗浄をしても良いでしょう。

消毒と言って熱湯を使用する人がいるようですが、入れ歯が変形してしまう可能性がありますので熱湯を使用してはいけません。

5.使用にあたっての注意点

・入れ歯安定剤は金属床には使用できないクッション性のものもありますので、ご自分の入れ歯の材質を理解した上で使用してください。
・安定剤を使用して一時的に症状が軽減しても、入れ歯が合わなくなる原因には入れ歯と顎の骨、粘膜面、そして噛み合わせの関係がありますので、自己判断で長期使用せずに必ず歯科医師の診査診断を受けてください。
・部分入れ歯には、入れ歯安定剤を安易に使用するのはおすすめしません。なぜなら残存している歯に影響を与える可能性もあるからです。入れ歯が不安定になる原因を歯科医院で診てもらい、歯科医師の指導のもとで使用するようにしてください。

まとめ

アメリカの歯科医師は入れ歯安定剤の使用を薦めているそうです。

ただし、これは歯科医師の判断のもとです。入れ歯の維持向上のための使用で歯科医師の指示です。

入れ歯の不調のために一時的ならともかく、自己判断で長期使用をしてしまうと顎の骨を痛めるほかに不潔にもなるため義歯口内炎にもなりやすいです。

痛みがある、グラグラする、噛みづらい、話しづらいなど入れ歯があわないと思ったら、入れ歯安定剤に頼るよりも、まずは歯科医師に相談することをおすすめします。

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