子供は虫歯にしたくない!知っておきたい虫歯の原因と予防法

予防と知識

虫歯


「最近、子供の口の中を見ると、歯の色の違う部分があって、虫歯かもしれない」と不安に思う方もいるのではないでしょうか?生後8ヶ月くらいから、下の前歯が生え始め、それから徐々に奥歯も生えてきます。子供の歯はできるだけ虫歯にはしたくないという方のために、子供の歯の虫歯の解説と、虫歯にしないための予防法についてまとめていきます。

1.子供の歯の虫歯

子供の歯の虫歯は、主に糖分や汚れが原因になります。

牛乳や粉ミルクや母乳、炭酸飲料、その他の甘い飲み物に糖分は含まれます。この糖分に歯が長時間さらされると、口内にある細菌が飲み物や食べ物に含まれる糖分を利用し、歯を溶かす酸を作り出します。

この溶ける環境が頻繁に続くことで「虫歯」はできます。

1-1.前歯の虫歯

子供の虫歯は、永久歯の黒い虫歯とは違い、歯の生え際に白濁(はくだく)という透明感の無い白い線がみられるのが特徴です。

特に、唾液による自浄作用(自然に生じる浄化)が低い、上の前歯に多く見られます。白濁になっている部分の汚れを毎日しっかりと歯ブラシで取り除き、さらにフッ化物の塗布など行うと「再石灰化」が促されて、もとのような歯に戻る可能性があります。

しかし、白濁のまま放っておくと、黄ばんだり茶色い線になり、徐々に穴があいてしまいます。

乳幼児期に虫歯になるのは、離乳食といった食事に加え、母乳やフォローアップミルクを平行して与えていることから、一日のうちで食べ物が口に入る回数が多くなり、口内が酸性に傾いていることも原因のひとつです。

母乳そのものはプラークを作りにくい性質ではありますが、口の中に母乳以外の汚れが付着していると、プラークが溜まりやすく歯を溶かす酸が発生することによって虫歯になるリスクが高まるといわれています。

また、夜間の授乳は唾液量が減り、ケアが行き届きにくいため、特に注意が必要です。

参考 http://www.jspd.or.jp/contents/main/proposal/index03_03.html

1-2.奥歯の虫歯

乳歯の奥歯には小さいミゾがたくさんあり、普通に歯みがきをしても汚れが落ちにくいです。

奥歯の歯磨きには、歯ブラシが届きづらい場所、もしくは細かい場所にはワンタフトブラシ(毛先がひとかたまりになっている小さな歯ブラシ)など使い分けてください。ワンタフトブラシは普通の歯ブラシに比べてヘッド(歯ブラシの頭部分)が小さいため、小回りがきいて奥歯まで届きやすいというメリットがあります。

1-3.歯と歯の間の虫歯

歯と歯の間も虫歯ができやすい部分です。見た目にはわかりづらく、虫歯が進行しても気づくのが遅れ、突然穴が開いてしまいます。

歯と歯の間が虫歯になりやすいのは奥歯だけでなく、上の前歯も同様です。上の前歯は自浄作用が低いため食後に食べカスや糖分が停滞します。

そのため、歯と歯の隙間が狭い場合には歯ブラシだけでは汚れが取れないためデンタルフロスを使って汚れを取り除く習慣をつけましょう。

2.子供の歯の虫歯の特徴

乳歯はもともと永久歯よりもエナメル質が薄く、厚さは永久歯も2分の1程度しかありません。

そのため、虫歯になって歯が溶け始めると、比較的早く虫歯が神経まで進んでしまいます。普段、お口の中では食事のたびに歯が溶ける「脱灰」と、 唾液中に含まれるカルシウムなどのミネラルが脱灰部分に沈着して、溶けた歯を戻す「再石灰化」を繰り返しています。

虫歯がエナメル質内であれば、口内環境を整えることで、再石灰化によって治る可能性があります。

しかし、その下の柔らかい象牙質まで入ると虫歯は一気に広がってしまいます。

2-1.色の特徴

子供の歯の虫歯は、黒ではなく白いことが多いです。そのため気づかぬうちに進行してしまいます。

2-2.穴の特徴

そして、進行すると白い色のまま、ボソボソと歯が軟かくなり、穴が開いていきます。色だけで判断をすると、一見虫歯のようには見えない事が多いので注意が必要です。

3.をつけて見るポイント

普段、歯磨きをする時こそ、歯の観察をする絶好のタイミングです。ただ歯ブラシを擦り当てるだけでなく、ポイントを知って観察する習慣をつけていきましょう。

3-1.歯の表面に、白く浮いて見える部分がありませんか?

また、歯と歯の間にまだらに白くなっている部分があったり、帯状に色が濁っていたり。

サイト監修

小野澤 彰(歯科医師)/ 歯科オノザワ院長

  • 1996年 東京歯科大学卒業
  • 1996~1998年 東京医科歯科大学研修医
  • 1998~2002年 大西歯科勤務
  • 2002年4月1日 歯科オノザワ開院

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