それにより、顔が大きくなったように見えます。歯ぎしりによる筋肉の引っ張る力の方はとても強いため、エラが張ったような状態を作りやすくなります。
4.歯科医院で歯ぎしりを予防する方法
歯科医院でも、歯ぎしりを予防するための施術を行っている医院もあります。
かかりつけ医に相談してみましょう。
4-1.筋肉をゆるめる施術を受ける
施術を受けることで、人はよりリラックスすることができます。
ストレスが強くかかっている時は施術を受け、しっかりゆるめることでセルフケアの効果が最大に発揮しやすくなります。
注意点
筋肉の圧力を抜く際、できるだけ弱い刺激で施術してもらいましょう。
力を入れたマッサージはより筋肉を緊張させてしまい、よりストレスが加わり食いしばりをする可能性があります。
4-2.矯正治療
噛み合わせを正しい状態にすることで不必要な歯ぎしりが解消されます。
4-3.虫歯、歯周病の治療を受ける
虫歯の治療を受ける、歯茎の治療を行うことで、噛み合わせを整えるていきます。
4-4.マウスピース
歯ぎしりを予防することはできませんが、歯ぎしりによって起こる、歯のすり減りや、顎の痛みなどの症状の一時的な軽減には有効です。
注意点
マウスピースは解決策ではありません。
合わないマウスピースを入れると、歯と歯のスペースを埋めることになり、咬む筋肉が緊張してしまうことがあります。
歯科医師・歯科衛生士の指導を受け適切な取り扱いをしましょう。
歯ぎしりから歯を守るマウスピースについて、詳しくは「無意識の歯ぎしりで歯がボロボロに!マウスピースで歯を守る」をご覧ください。
5.自宅でできる歯ぎしりの予防法
歯ぎしりはストレスによって引き起こされ、またその逆で、歯ぎしりにより、ストレスが溜まってしまうことがわかっています。
歯ぎしりを予防するためには、ストレス発散をすることが近道です。
自分にあったストレス発散方法見つけることで、歯ぎしりを事前に予防することができるようになります。
5-1.筋肉の緊張を緩めてストレス発散
筋肉の圧力を抜くことで発散ができます。
「揉まない・押さない・引っ張らない」さとう式リンパケアの手法を用い、パンパンにたまった圧力(ストレス)を発散してみましょう。
耳たぶくるくる法
step1.耳たぶを親指と中指で軽くはさみ、後ろ回しをします。
step2.ポイントは耳たぶの付け根ギリギリをはさみます
step3.ほほ骨からエラにかけて優しくなでおろします
できるだけ優しい力で触れて、呼吸をする。
これだけのことで簡単にストレス発散が出来ます。
その時、決して強く刺激を与えないでください。強く刺激を与えるマッサージをすることで、筋肉が反発し、より緊張を引き起こしてしまいます。
これをやることで、咬む筋肉がゆるみ、食いしばりを引き起こす肉体的ストレスの解消となります。
5-2.寝る前にリラックスする時間を取る
ストレス発散のための歯ぎしりをしていることが考えられるため、寝る前にリラックスすることでストレス発散をして寝ましょう。
1日の終わりに部屋の明かりを暗くして温かい飲み物をのみ、ホッとした時間を10分過ごすのもいいでしょう。
5-3.過剰な喫煙・飲酒を控える
上記の原因にあげたように、喫煙・飲酒は睡眠の妨げとなり、ストレスを溜め込みやすくなります。
ストレスが原因での喫煙・飲酒であるなら、まずストレスを発散しましょう。そうすることで、自然と量を抑えることができます。
しかし、喫煙は肉体的依存があることが多いので、その場合は禁煙内科を受診し上手に禁煙をしましょう。
5-4.自分の癖を知る
癖は無意識のうちに行っています。これを無意識に直すのは難しいです。
一度自分の生活習慣を見つめ、どういったことをしているか気づくこともストレスを溜めない一つのきっかけとなります。
1日目で自分の生活の見つめる。2、3日目に悪い癖を意識してやめてみましょう。継続することで、習慣が変わり、ストレスの原因を取り除くことができます。
まとめ
ストレスと歯ぎしりは、切っても切り離せないことです。
歯ぎしりを予防していくことで、ストレスが緩和され、歯や顎を守ることができ、肩こりや、腰痛などの身体の不調も防ぐことができます。
さらには、小顔効果も期待できますので、日頃から歯ぎしりの原因となるストレス発散をするセルフケアをおこない、ストレスフリーを目指しましょう。
歯科医院でも歯ぎしりに関する予防法の指導もしていますので、まずは、かかりつけ医院へ相談してみてください。
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