抜歯した後の治療法について、費用の面で悩んでいる方も多いのではないでしょうか?抜歯した後の治療方法には、ブリッジのほかにインプラント、入れ歯という方法があります。
その中のブリッジとは、抜歯したところを前後の歯で支え人口の歯で補う治療です。その際、前後の歯を少し削ることになります。ブリッジにした場合の治療費は、保険適用となるか保険適用外(自由診療)かによって大きく違ってきます。
ここでは、ブリッジ治療にかかる費用、保険適用となる条件について詳しく説明していますので参考にしてください。
1. 保険適用となる場合のブリッジ治療費
保険適応にはいつくか条件がありますが、初診から治療完了までトータルの費用は、だいたい前歯の欠損本数が1本であれば約21,000円が相場です。
奥歯の1本欠損の場合は約11、000円になります。前歯の方が高くなるのは、保険適応で白い歯に出来るからです。それらにつきましては後ほど詳しく説明していきます。
治療回数は最短で約2~3回通院します。(1回目歯を削る→2回目型取り→3回目装着)
ただし、状態や歯科医院の治療方法によって異なる場合があります。
※ 前歯・奥歯2本は連続である場合の設定です。あくまでも目安となります。
※ ブリッジ一本プラスとなるごとに料金は+5000円が相場です。
1-1. 適用となる歯・条件
保険が適応するには、ブリッジの本数・位置、材質が制限されています。まずはブリッジの本数・位置についてお話します。
【保険適応ブリッジの本数・位置】
前歯4本連続欠損の場合、上の歯:保険不適応 下の歯:保険適応
※ 6番・7番欠損の場合、8番目の親知らずが綺麗に生えている場合は、4番・5番・8番を支台の歯としなければならない。(つまり歯を削る量が多くなります)
※ 最後の歯が欠損の場合は保険不適応(支台となる歯がないのでブリッジに適さない。)
延長ブリッジですが、延長ブリッジという人口の歯が最端についた構造の物もあり、こちらは最後の歯が欠損してしまった場合でもブリッジを適応することができます。
保険適応では、7番目の歯が欠損した場合適応可能です。その場合には、前の5・6番目の歯が支台となります。
以上の条件をクリアしていても支台となる歯の状態により保険不適応になる場合もあります。
1-2. 適用となる素材
保険適応でも場所によっては白い歯のブリッジを入れることも可能です。白い歯のブリッジを適用できる歯は、前から3番目の歯(犬歯)までの前歯です。
ここで適応する白い歯の素材は硬質レジン前装冠といい、プラスチックを固くしたようなものになります。そして4番目以降の奥歯は銀色の金属のかぶせ物になります。
奥歯に白いブリッジを入れたい場合は自費診療となります。
1-3. 費用総額の相場
欠損歯1本のブリッジ費用総額の相場は約11,000円~21,000千円です。内訳は以下にまとめます。
1-4. 治療後にかかる費用(メンテナンス費用)
ブリッジを入れただけで終わりではありません。長持ちさせるためには、その後のメインテナンスが必要不可欠です。メインテナンスの料金は約1000〜3000円です(3割負担)。
状態にもよりますが、だいたい6カ月に1度検診と歯のクリーニングを受ける事をお勧めします。
1-5. 費用に関する注意点
ブリッジの支台となる歯は殆どクラウンという被せ物をします。
その時、神経がある歯であると歯がしみてしまうため神経を抜く事があります。
そうすると神経の治療もしなければならない為、費用も変わってくることがあります。
2.保険適用とならない場合(自費)のブリッジ治療費
保険適応とならない場合は自費診療となります。ですので歯科医院によって金額は異なります。ここではだいたいの相場としてまとめます。
自費診療のブリッジの金額は初診から治療完了までトータル15万〜30万といわれています。この場合は1本の欠損で3連結の場合の金額です。またブリッジの本数が1本増えるごとに料金も変わってきます。そして材質によっても金額は異なります。
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