赤ちゃんに虫歯をうつさないために知っておくべき4つのこと

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「赤ちゃんにむし歯がうつる」と聞いて不安になる方も多いのではないでしょうか。

むし歯の経験が多いお母さんほど、「赤ちゃんをむし歯にしたくない…」と思いますよね。虫歯は虫歯の原因菌による感染症です。虫歯菌を持った人のだ液から感染してしまうのです。

そこで今回は、むし歯がどのようにしてうつるのか、赤ちゃんにむし歯をうつさないための予防法とをお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

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1.どのように赤ちゃんにむし歯がうつるのか

1-1.むし歯ではなく「むし歯菌」がうつる

「赤ちゃんにむし歯がうつる」ということは広く知られるようになってきていますが、正確には赤ちゃんにむし歯‟菌“がうつるのです。

もともと赤ちゃんのお口の中にはむし歯の原因菌はいません。

赤ちゃんのお口の中にむし歯菌が感染することから、むし歯ははじまります。

そしてむし歯菌が感染したあと、食べ物や飲み物の食習慣や歯みがき習慣などによって、むし歯菌の数が増加して、むし歯になりやすい状態になるのです。

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1-2.唾液から感染する

むし歯菌は、唾液を介してうつると言われています。

お口の中にむし歯菌が住み着いている人が噛み与えやスプーン・食器などを共有したりすることによって、むし歯菌が赤ちゃんのお口にうつってしましまいます。

1-3.キスで感染する?

むし歯菌は唾液を介して感染します。

ですので頬にキスをしたり、スキンシップをする分にはうつることはありません。

過度に過敏になりすぎでスキンシップをしない方がかえってストレスの原因にもなりますので、まずは保育者のお口の中を清潔に保つことを心掛けましょう。

1-4.いちばん多いのは家族内感染

むしば菌感染は基本的には家族内感染です。

お母さんだけでなく、家族みんなからうつる可能性があります。

ただ、赤ちゃんにとって最も身近なお母さんからうつる機会が多いため、一般的に「母子伝播」と表現されています。

保育者のお口の中のむし歯菌が多ければ多いほど、感染の機会が多ければ多いほど、うつりやすいと言われています。

1-5.むし歯は感染しても発症するとは限らない

むし歯は、むし歯菌がうつることにより感染症としてスタートしますが、感染だけで発病するわけではありません。

むし歯菌の存在に加えて間食や歯磨きの習慣など、生活習慣が関わってはじめて発病します。

1-6.赤ちゃんはいつから虫歯になるのか

歯が生え始める生後6か月くらいから、虫歯菌が住みつく可能性があります。

2.むし歯は遺伝するのか

2-1.むし歯のなりやすさは遺伝する

むし歯自体は遺伝しませんが、‟むし歯のなりやすさ“は遺伝するともいえます。

歯並びの影響による歯磨きのしにくさ、歯の質や歯を守るだ液の質や量などの遺伝的な要因はあります。

2-2.むし歯と生活習慣の関係

むし歯菌が多ければ多いほどむし歯になりやすく、お砂糖を含むジュースやおやつをダラダラ食いしたり、歯みがきがきちんとできていないとむし歯になりやすくなります。

ですので、ご家族の方でダラダラ食いの習慣がある場合、きちんとした歯みがき習慣がされていない場合はそれがお子さんに引き継がれる可能性がありますので、家族みんなで良い習慣を身につけていくことが大切です。

3.感染しやすい時期

乳歯の奥歯が生えてくる1歳半頃から3歳頃が一番感染しやすい時期だと言われています。

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌はいません。

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