なんとかしたい!特にキツイ寝起きの口臭はこれで解決

また、虫歯予防効果も期待できますので、虫歯予防と口臭予防の両方の効果を期待したい場合には、就寝前にフッ素洗口をして、お口の中にフッ素が行き渡った状態で就寝することで、口臭予防が期待できます。

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2-4.舌磨きをする

舌磨きの習慣がない人は一度、寝る前の歯磨きの時に、舌磨きも行ってみましょう。

普段のちょっとした習慣を改善するだけでも寝起きの口臭は軽減します。最初は、使っている歯ブラシでそぉっと舌を磨くところから、ぜひ試してみてください。

舌の汚れの原因については、「口臭予防に!舌の汚れができる5つの原因と正しい取り方」

舌の汚れの取り方については「口臭の原因になる舌の汚れ/取り方を歯科衛生士が徹底解説!」をご覧ください。

2-5.ゆっくり休む

疲れやストレスが原因で唾液量が少なくなっていることからくる口臭の可能性が考えられる人は、まずは、ゆっくり体を休めることをおすすめします。

1日、2日休んだからといって、すぐに体調が回復するとは限りませんが、少しリラックスする環境が整うとお口の中の変化にも気づきやすくなると思います。休養をとることは、あくまでも対処療法ですので疲れやストレスの原因を解決する、原因療法を行い、お口の環境を整えていくことをおすすめします。

2-6.起きたらすぐ歯磨き

寝起きのお口の中には、1日のうち一番多く細菌が繁殖しているといわれています。

朝食を取る前、寝起きのお水の前に、まずは歯磨きをして、お口の中の細菌を取り除きましょう。うがいをするだけでも、口臭の原因となる細菌が、ある程度洗い流されますので、まずは寝起きの歯磨き習慣を身につけましょう。

舌に舌苔といわれる白いコケのような汚れが付いている場合は、朝の舌磨きで口臭なくなりスッキリとした気分になれます。

2-7.栄養補給(朝食)

朝食を摂ると、お口の機能を使うことで唾液が分泌されます。

唾液には、浄化、抗菌作用がありますので、自分の体の機能をきちんと動かすことで朝の口臭をリセットすることができます!

洗口剤に頼らなくても、きちんと食事を摂ることで体もお口も健康な状態を保つことができます。朝ごはんを食べていない人は、お口の機能を使うことを意識してみてください。

3.その他に考えられる口臭の原因

寝起きに限らず、口臭の原因になる可能性のあることは多くあります。

口臭の原因になる虫歯や歯周病を放置している人は、寝起きに口臭を感じることでしょう。

3-1.虫歯

虫歯を放置している人は、寝起きに限らず口臭の原因になります。

虫歯の周りには、汚れもたまりやすく古い汚れがたまっている場合があります。古い汚れは、お口の中で発酵し匂いの原因となります。

3-2.歯周病

歯周病に関係する細菌のいくつかの菌種は毒素(悪臭)を出します。

この毒素はひどい人では、普段の会話や満員電車でも感じるほどの口臭です。寝ている間に、唾液の働きがない状態であれば、歯周病の人はさらに寝起きの口臭を悪臭に感じることもあるでしょう。

3-3.口腔乾燥

唾液が少なくなる症状で口腔乾燥症(シェーグレン症候群)があります。

睡眠時の唾液の減少やストレスや疲れによるものはとは違い、臓器に特異的に発症する自己免疫疾患の一つで中年女性に多く現れるといわれています。涙腺と唾液腺を中心に、全身の臓器の病気を伴う全身性の自己免疫疾患です。

唾液が少ない、目が乾く(ドライアイ)の症状が長く続いている方は、内科受診をおすすめします。

お口の乾燥によるトラブルについて、詳しくは 「口の渇きが原因でおきるトラブル!簡単にできる対処法を紹介」をご覧ください。

3-4.過度な運動による水分不足

水分を長時間飲まずに、過度な運動を続けることで起こる水分不足による口臭があります。

スポーツジムで運動をしている時も水分補給をしない場合としてる場合とでは、運動後のお口の乾きや口臭にも大きく差がでます。運動中は、こまめに水分を取ることで、体にもお口にも良い環境で体を動かしましょう。

但し、水分補給はお水やお茶にして、スポーツドリンクやジュースなどの糖分が入っているものはお口の健康のためにも控えましょう。

5.まとめ

寝起きの口臭の原因はさまざまです。

対処できるもありますし、原因をしっかり把握して直していく場合もあります。

今の生活習慣で当てはまることがあり、改善できそうなことがあれば実践してみてください。

病的な口臭の原因かな?と不安に感じる方は、自分で判断せず内科や歯科を受診し相談してみてください。

Author: 塚本 千草(歯科衛生士)

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