銀歯があるなら要確認!アマルガムの危険性と除去方法

水銀は微粒子になって、あるいは蒸気になって放散します。そのため除去する時は防護が必要になります。

口腔内に複数のアマルガムがあった場合はゆっくりと2週間ほど間をあけて除去していくと一度に大量の水銀が体内に入り中毒を起こす危険性を少なくすることができるでしょう。

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4-2. 抵抗力をつけて中毒を抑える

体から水銀を排泄したい場合、同時に体の抵抗力をつけ、毒物による作用を抑える必要があります。

ミネラル、ビタミン、アミノ酸、活性酸化酵素などを摂るのもおすすめです。

4-3. 理想の歯科医院を探す

アマルガムを除去する際には、安全に除去を行っている歯科医院を見つけることが大事です。

除去時に水銀対策をしっかり行うには、

  1. ラバーダムというゴムシートで患部の歯以外を覆う処置をする
  2. 口腔外バキューム等を使い削る際に出る金属塵を出来るだけ減らす
  3. 呼吸器や目の粘膜を水銀のガスから守るため、患者さんの目など全身を覆う
  4. 術者はグローブ、水銀の防毒マスク、ゴーグル、防護服を着用し、自分も守る

最低でもこの4つは必要です。

アマルガム除去のためにしっかりとした歯科医師を見つけることは、容易ではないかもしれません。

水銀を使用しないことが大事だという信念をもっている歯科医師、できるかぎり安全な方法で歯の治療ができる歯科医師、そのような歯科医師をみつけてください。

5. アマルガム除去治療の流れ

5-1. 診療1回目:診査、カウンセリング

初診時にカウンセリングを行います。

お口の中の診査、レントゲン診査、水銀メーターを使いアマルガムの有無を調べます。

カウンセリングではお口の状態の説明やアマルガムの害、どのように安全アマルガムを除去するのかを詳しく説明します。

除去方法に納得したら、同意書を作成します。

5-2. 診療2回目:安全なアマルガム除去

水銀からの害を守るために、解毒サプリを服用し点滴を行いながら除去します。

医院全体で防護対策を行い、安全にアマルガムを除去します。

所要時間は約1時間です。

お口の中にアマルガムが1本の場合は①カウンセリング、②除去の2回の来院で治療ができます。

アマルガムが何か所もある場合は、まとめて除去ができないため回数がかかります。

6. アマルガム除去治療の費用の目安

歯科医院での治療の方法は2種類あり、それぞれ保険診療と自由診療になります。

6-1. 保険診療

アマルガムの治療に関して保険治療は可能です。

しかし、保険が使えるのは基本的に虫歯がある場合になります。

治療方法には制限もあり、最低限の決められた方法で治療を行います。

さらに保険で治療をする場合、普通に削り、詰め物をする治療となるため、水銀蒸気が患者さんや術者、医院内の環境汚染にも影響を及ぼすというリスクを伴います。

6-2. 自由(自費)診療

安全に除去するためには、医院内の設備を整え、患者さんや術者の健康を守るために防護が必要となるため、保険が適用されない自由(自費)診療となります。

除去費用は医院が独自に定めた金額で保険診療よりも高額となります。

費用の相場は約2万~3万円です。除去後の詰めものは約1万~2万円というところでしょうか。

7. 医科との連携が大事

安全にアマルガムが除去され、水銀からの汚染がなくなるといろいろな症状の改善みられる方が一般的には多くみられます。

しかしまだ身体の不調が続くようであれば、医科との連携で心身共に改善を図ることが必要となります。

身体の中に蓄積された水銀がどれくらいあるのかを調べる方法は血液や尿、毛髪を検査し、診断できます。

健康回復のためには医科と連携を行っている歯科医院を選ぶことも重要です。

まとめ

最近イライラする、なかなか疲れが取れない、肌の調子が良くならないなど、改善しない症状があるようでしたら、ご自身のお口の中を覗いてみてください。アマルガムがありそうでしたら歯科医院までお問い合わせください。

アマルガムを安全に除去する事で、身体の疾患がよくなり、体調が改善したという例は数多く報告されています。

Author: 小野澤 彰(歯科医師/歯科オノザワ院長)

参考文献: 「口の中に毒がある」釣部人裕著
「口の中に潜む恐怖」ダニー・スタインバーグ著

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