歯の詰め物が取れたらまずやる事と絶対にやってはいけない事

予防と知識

虫歯

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食事中に歯の詰め物が取れて、どうしよう!?と不安な経験をした方も多いのではないでしょうか?日中ならそのまま歯科医院に行くことは可能ですが、夜や週末、年末年始などの長期休暇…。すぐには歯科医院に行けないときに限ってそういうハプニングは起こるもの。
早めに歯科医院に行くことが良いのですが、詰め物が取れた時にどのように対応した方が良いかまとめてみました。

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1. 歯の詰め物が取れたら、まずやるべき3つのこと

詰め物が取れてしまうということは取れた歯に何らかの問題があることが多いです。
歯そのものや金属自体の劣化などの問題がなければそのまま付け直しの可能性も少しあります。
また、前歯の被せ物が取れた場合は新しいものが出来上がるまでの仮歯の代用にもできますので一応歯医者さんに持参してください。

1-1. 取れてしまった詰め物は捨てずに容器で保管する

歯の詰め物や被せ物は非常に小さいものなので、誤って捨ててしまうことがないよう容器に入れておきましょう。

ティッシュに包んで持参する方もよくいらっしゃいますが、いざ診療室でティッシュを開けると「ない」こともよくありますので、紛失を未然に防ぐためにも容器に入れて保管をすることをおすすめいたします。

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1-2. しっかり歯磨きをする

詰め物や被せ物がとれた歯は歯の硬い部分のエナメル質がなく、その下の層の象牙質が露出しています。象牙質は酸に弱く、溶けやすいので虫歯になりやすいです。
また、とれた部分の穴に食渣がつまったままになると口臭の原因にもなりますし、歯茎を圧迫する汚れがつまってしまうとそこは歯茎が腫れて歯周病の原因にもなります。
取れた部分を含め、ブラッシングは歯科医院にいくまでの間もいつも通りにしっかりと磨いておきましょう。

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1-3. 硬いものは詰め物が取れたら食べない

硬いものは極力食べないほうが良いでしょう。食べるとしたら反対側で噛むなど工夫をしてください。詰め物がとれた歯は中が空洞になっていることが多く、硬いものを噛むことによって破折(歯が欠ける)の心配があります。歯冠(歯茎から上の見えている部分)の破折に留まればまだ救えることもありますが、破折の状態により歯の根の部分まで亀裂が入れば抜歯になりますし、歯の頭の部分の破折でもかけた状態によっては神経をとる(抜髄)処置が必要になってきます。

2. 歯の詰め物が取れたら、やってはいけない4つのこと

2-1. 痛みが無くても放置は絶対にしない

歯の詰め物は人工的な修復物ですので「修理」が必要です。自分自身では解決できないのでしないこと。痛みがないからといって放置していると後で大きな虫歯になり、激痛に襲われることもあります。必ず歯科医院へ行きましょう。

2-2. 取れた詰め物を自分で戻さない。つけない。

市販の接着剤でつければ・・・という思考が浮かびがちですが絶対にダメです。前述しましたが、詰め物がはずれるのには大抵理由があります。

歯と詰め物の隙間・段差があり、外れてきたのかもしれませんし、詰め物の下にでてきた虫歯が理由で外れてきたのかもしれません。

唾液中には多くの細菌がいますので接着には十分な消毒と乾燥が必要になります。

万が一、接着剤でつけられたとしても下手につけると今度はかみ合わせができなくなってしまいます。

その結果、歯科医院でご自分の健康な歯も一緒に削り取らないといけなくなりますので却ってご自分の歯を傷めることになります。

2-3. 接着しなくても戻さない

接着剤なしでも戻してはいけません。食事中などに外れる可能性が高く、誤飲の原因にもなります。とくに子どもやご高齢の方は注意が必要です。

2-4. 代用品を入れない

ごくたまにみかけるのですが、穴が空いていて気持ち悪いけど、歯科医院へ行きたくない、または行く時間がないからといって、代用品を穴に詰め込んでいる人を見かけます。
例えば、ガムやグミ、ティッシュペーパーや綿棒の先端など。細菌の繁殖の元になりますので、
絶対にやってはいけません。

3. そのままにしておくとどうなるのか

詰め物が取れてしまってもとれて1〜2週間程度は大丈夫です。しかし、1ヶ月以上を経過してしまうと徐々に虫歯が進行していきます。

神経に達していなかった虫歯も徐々に進行していき、半年経つと歯が欠けてきます。

「痛くないから大丈夫だろう」という判断は危険です。詰め物が外れてしまったらなるべく早く歯科医院で診てもらってください。長く放置して良いことは何もありません。

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4. 詰め物をのみこんでしまった時の対処法

食事中に気がつかない間に詰め物を飲み込んでしまっても、その後に咳き込んだりしていなければ大丈夫です。
咳き込んだり、喉に異物感がでた場合は気管に入っている可能性があります。異物が入ろうとするとき、大抵は咳で排出されますが、喉の反射のあまり良くない高齢者や子どもは気管に入ってしまうこともあります。

喉に違和感があるようなら内科を受診し、レントゲン撮影をし、確認をしてもらう必要があります。

食事と一緒に飲み込んでしまった場合は数日もすれば排便とともに体の外に排出されます。消化されることはなく、繊維質の便と絡まって出てきます。

心配であれば内科を受診し、レントゲン撮影で確認をしたうえ、数日は便を確認するようにしましょう。

まとめ

口の中はたくさんの細菌がいますし、食事のたびにお口の中の環境は変化します。そして、噛む力は成人男性で60㎏ほどにもなります。そのような条件下で毎日使用している被せ物はいつか外れてしまうこともあります。詰め物や被せ物がはずれたら自分で判断しないで、歯科医院で早めに治療(修理)してもらいましょう。

人工物はどんなものでも劣化がおこります。歯の詰め物、被せ物も同じく人工物なので残念ながら劣化がおこります。一度治療をしたからといって一生の被せ物ではありませんので、より長持ちさせるためにも清潔に保ちましょう。

長谷川 雅代
Author: 長谷川 雅代(歯科衛生士)

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