歯茎が下がる!健康な状態へ戻すため治療法と予防法

■ デメリット
骨の定着量が少ない場合は、歯茎の再生も期待通りにいかないケースもあります。骨の再生を行うため期間が長いこともデメリットです

■ 注意点
専門的な治療のため、歯周病専門医の医院へ行かれることをおすすめします。

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2-2-1. エムドゲイン法

エムドゲイン法は、GTR法と併用することで組織の再生を誘導する方法です。
歯の粘膜組織と体の骨の組織とのスペースを確保し、それぞれの生体が再生しやすい環境を作ります。
エムドゲインはエナメルマトリックスタンパクを用いる事によりセメント質を誘導する製品で歯根膜由来のセメント質を新生させるのに用いられる方法です。

2−3.歯茎を移植する方法 CTG(結合組織移植術)FGG(遊離歯肉移植術)

歯茎が下がっている部位に、他の歯茎の組織をもってきて、移植する方法です。
歯茎の組織の持ってくる場所によって2種類の方法があります。組織の状態や歯茎の下がり具合によって歯科医師が診断を行います。

■ 費用相場
50,000円から150,000円、範囲によってもことなります。

■ 期間
手術自体は2時間程度で終わりますが、歯茎が定着するまでは2ヶ月から6ヶ月かかる場合があります。

■ メリット
自分のお口の中の組織をもってくるので、定着もよく審美的にも改善されます。

■ デメリット
組織の色の違いがでる場合や、移植後も退縮する場合もあります。

■ 注意点
専門的な治療のため、歯周病専門医の医院へ行かれることをおすすめします。

3.歯茎が下がる原因

3-1. 歯周病によるもの

一番多い原因は歯周病です。
歯周病とは細菌感染症で骨が歯周病菌に感染してしまい骨が溶けていく病気です。
骨がなくなると同時に、歯茎も下がっていきます。
40代の80%の方は歯周病になっているので殆どの方は歯周病による歯茎の退縮です。

3-2. 加齢によるもの

年齢によって歯茎が下がってしまうと言われていますが、殆どの場合は年齢によるものではなく、それまでの生活習慣に由来しているものと考えられています。
高齢者の方でも元気で健康な歯茎の方はたくさんいらっしゃいます。

3-3. 間違った歯磨きによるもの

歯茎下がりの多くは、歯磨き由来のものが多いです。
一番の原因は、歯磨きのときにごしごしと強く磨きすぎていることが歯茎下がりの原因です。
その他に、歯ブラシの毛の硬さが硬いものを好んで使用している場合も歯茎が下がりやすいです。
自分にあった歯ブラシ選びが大切です。

3-4. 噛み合わせによるもの

噛み合わせの調子が悪い方や歯軋りをする方は、歯茎が下がりやすいことが言われています。

これは、異常な噛み合わせにより、歯を支えている歯の組織(主に骨)に過度に力が加わることが原因だと言われています。
過度な力が加わり続けることで、歯を支えている組織に負担がかかり、骨の周りに炎症が起こると、歯を支えている歯茎にも影響がでてきます。
この状態が続くと結果として歯茎が下がると言われています。

症状を少しでも感じている人は、歯科医院へ相談しましょう。

3-5. 歯並びによるもの

歯並びの悪い場所は、どうしても磨きにくく歯茎に炎症が起こりやすいです。
炎症が長期的に続いていると、歯周病の原因となり、歯茎にも影響がでてきます。
歯並びが悪くてもきちんと噛み合わせていて、歯磨きをしていれば、歯茎が下がることを防ぐこともできますので、安心してください。

3-6. インプラントや差し歯によるもの

インプラントや差し歯を入れたばかりなのに歯茎が下がってきている。
歯磨きは気をつけて磨いている。歯科医の指示とおりマウスガードも装着しているのに歯茎が下がる。。。
そんな症状の場合は、歯茎と歯を支えている組織の割合が生態的に不一致であることが考えられます。
一概には言えませんので、気になる症状がある方は歯科医院へ相談することをすすめします。

インプラントや差し歯を入れたからといって歯茎がさがることはありません。

3-7. 歯茎が薄い

歯茎が薄いだけで歯茎がさがることはありません。
ただし、通常の歯茎の厚みがない人が歯磨き時、ごしごしと強く磨いていると、歯茎がさがるリスクは非常に高いです。
歯茎が薄いと言われたことがある方は、特に歯磨き時の力加減を意識してみてください。

4. 歯磨き下がりを予防する方法

4-1. 歯磨きの仕方を見直しましょう

歯茎が下がさがるの原因の多くは、歯周病や歯磨き時の過剰なブラシ圧です。
歯周病の予防はブラッシングが大事です。歯茎やお口に合った歯ブラシを
選択して、使用しましょう。

4-2. 歯茎さがりが気になる人へおすすめの歯ブラシ

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販売:株式会オーラルケア
商品:ペンフィット
価格:324円

歯ぐきさがりが気になる人、歯磨き圧が強い人むけに歯科衛生士が開発した歯ブラシ。
「ペングリップで磨こう!」。それがペンフィットです。
ソフトなブラシ圧で磨けるペングリップ仕様の歯ブラシです。
ブラシの先端を使って掃くように、そんなやさしい磨き方ができる最適な歯ブラシです。

4-3. 歯茎下りが気になる人へおすすめの歯磨きジェル

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販売:VC
商品:DENNOVATE(ディノベート)
成分:ヒアルロン酸(湿潤剤)、コラーゲン(湿潤剤)、ビタミンC・ビタミンE(製品の酸化防止剤)
殺菌成分CPC(塩化セチルピリジウム)・IPMP(イソプロピルメチルフェノール)
価格:1480円

口腔外科医・インプラント専門医が開発した身体にやさしく安心して使える歯磨きジェル
研磨剤、発泡剤フリーで歯ぐきの健康を保つ、ヒアルロン酸やコラーゲン、ビタミンC・ビタミンE配合で、健康な歯ぐきを取り戻すことが期待される、はぐき下がりの人に最適な歯磨きジェルです。

詳細はこちらをご覧ください

4-2. 食生活

歯茎にも栄養素は欠かせません。歯ぐきの再生や健康なピンク色の状態を維持するためには、
ビタミンCやビタミンEを積極的に取りましょう。
歯磨きジェルにもビタミンCやEが配合されているものもありますので、
歯ぐき下がりが気になる人は、栄養のバランスをとることで健康な歯ぐきを取り戻しましょう。

5. そのままにしていたらどうなる?

歯茎下がりをそのままにしておくと、冷たいものがしみる、熱いものがしみると症状が悪化していきます。(知覚過敏)
さらに放置していると、痛みを感じるようになり、歯の神経を取る処置をしなければいけない状態まで悪化することもあります。

まとめ

歯茎が下がって困っている方には、さまざまな歯茎戻しの方法がありますので、自分にあった方法を歯科医師と相談のもと決めてください。
特殊な方法については、歯周病専門医のいる歯科医院へ相談することをおすすめします。
ちょっとした歯茎下がりや、歯磨きが原因のものは、ご自身のセフルケアでもとの状態に戻ることもありますので、普段の歯磨きを見直しをしてみてくださいね。

Author: 塚本 千草(歯科衛生士)

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