臭い息をスッキリ改善!4つの口臭の原因と対処法のまとめ

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自分では気づかないけれど他人に口臭を指摘されたことがある、または自分の口臭はキツイかもしれない、と不安になった経験がある方は多いのではないでしょうか。

朝起きたら、仕事が忙しい時など口臭が強く感じる時とそうでない時もあり、人によってその原因も様々です。口臭の原因の大半はお口の環境によるものですが、昨日食べた食事が原因の場合もあれば、その他呼吸器や消火器の病気が原因の場合もあるのです。

口臭は周りの人を不快にさせるだけでなく、自分の健康状態のバロメーターでもあります。

そこで今回は、口臭の原因と予防法について解説します。口臭を気にせず楽しいライフスタイルを送るためにも、自分の口臭の原因を知り、自分に合った改善方法を見つけましょう。

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あなたはどのタイプ?口臭の原因は4つ!

口臭には大きくわけて、4つのタイプがあります。

身体の変化とともにおこる「生理的口臭」、食べ物や生活習慣に関連する「嗜好品による口臭」、虫歯や歯周病などのお口の病気が原因でおこる「病的な口臭」、そして、ストレスや不安からおこる「心理的口臭」です。

口臭の原因をセルフチェック

まずはあなたの口臭の原因をチェックしてみましょう。

①.最近、口が渇く感じがして、口臭が気になる
②.起床時に口臭が気になる
③.疲れた時や、運動をした後の口臭が気になる
④.仕事が忙しい、いつも寝不足である
⑤.お酒を飲んだ後、口臭が気になる
⑥.タバコを吸っていて口臭が気になる
⑦.おやつを食べた後、口臭が気になる
⑧.歯茎の腫れや出血があり、口臭が気になる
⑨.虫歯があり、被せ物が外れてしまったが、放置している
⑩.口臭があるような気がして、不安がある

①~④にチェックが多い人は、1.生理的口臭へ
⑤~⑥にチェックがある人は、2.嗜好品による口臭へ
⑦~⑨にチェックがある人は、3.病的な口臭へ
⑩にチェックがある人は、4.心理的口臭へ

その他にも、矯正治療中やブリッジなどの被せ物を入れいる人に起こる口臭などがあります。それぞれの口臭の原因について、解説していきます。

1.生理的口臭タイプの原因と対策

1-1.加齢からくる口臭

年齢と口臭には関連があるといわれています。

これは、年をとるにつれ、ホルモンバランスの変化による、唾液量の減少が原因の一つと考えられています。
唾液の量が少なくなり、お口の中が乾燥していると、唾液の役割の「浄化作用」が十分に発揮されず、お口の中に住む細菌が繁殖しやすくなります。

そして、細菌が増殖すると、お口の中の環境は悪くなり、汚れもたまりやすくなりますので口臭を感じるようになるといわれています。

自分の唾液の状態をチェックすることもできます。唾液検査について詳しくは、「虫歯/歯周病のリスクが分かる唾液検査で効果的な予防対策!」をご覧ください。

【対策】お口の乾燥を防ぐ

普段からお口の中が乾燥している人は、口臭の原因になっている可能性がありますので、お口が乾燥しないように工夫をしましょう。

例えば、砂糖不使用のキシリトールタブレットを持ち歩き、気になる時に食べればお口の乾燥を防ぎ虫歯予防にも効果的です。

また、水分をこまめに摂るなどの工夫をすれば、お口の乾燥を防ぐことで口臭の原因を減らすことができるでしょう。

キシリトールタブレット

キシリトールについて、詳しくは「虫歯予防に役立つ!キシリトールの効果的な食べ方と選び方」をご覧ください。

1-2.寝起きの口臭

寝ている時は、唾液の量が減少します。

その結果、寝ている間にお口の中の細菌が増殖し、汚れが溜まりやすい環境になるため、朝起きた時に口臭を感じることがあります。

これは一時的な口臭で、朝起きて歯磨きをして、汚れを取り除けば口臭はなくなります。

【対策】寝る前の歯磨きを徹底

寝起きの口臭を減らしたい場合は、寝る前の歯磨きを十分に行うことです。

また、洗口剤やデンタルフロス(糸ようじ)を併用することで、寝るまえのお口の中の汚れをきれいに取り除くことで、寝起きの口臭を軽減することができます。

寝起きの口臭対策について、。詳しくは「なんとかしたい!特にキツイ寝起きの口臭はこれで解決」をご覧ください。

1-3.ストレス

ストレスと口臭の関係性には2つの原因があると言われてります。

ひとつは、ストレスによって、唾液の量が減少することで、唾液の役割の「浄化作用」が十分に発揮されず、細菌が増殖し口臭の原因となります。
もう一つは、ストレスによる胃の痛みからくる、食欲の低下や胃酸が原因で酸味のある口臭が発生すると言われています。

【対策】ストレスの原因を取り除く

ストレス性の口臭の場合の対策は、まずは、ストレスの原因となっていることを取り除くことを優先しましょう。

歯磨きや洗口剤を使うことも一つですが、それは一時的な対処療法ですので、大元の原因であるストレスを改善することが大切です。

2.嗜好品による口臭タイプの原因と対策

2-1.炭水化物(糖質の摂取)

炭水化物や糖質(お菓子やジュース)を頻繁に摂取している場合、お口の中が常に、虫歯になりやすい状況になり、お口の中の汚れも溜まりやすい状況になります。

特に、時間を決めないでダラダラとジュースを飲んだり、アメをダラダラと食べる習慣がある人は、虫歯菌の活動を高めている状態になり、口臭の原因になっていることがあります。

【対策】

お菓子やジュースを摂取する頻度を少なくすることが大切です。

全く食べないということができない場合は、ダラダラと食べずに、時間を決めて食べることから始めてください。

また、食べた後は、歯磨きをする、うがいをするなどして、お口の中の虫歯菌が活動を高めないようにすることを意識してみましょう。

2-2.にんにく

にんにくの成分のアイリンがアリシンに変化する時、にんにく特有の臭いが発生します。これが体内で分解されることでさらに汗や尿、呼気から臭いを発します。

にんにくの臭いは15時間は持続されるといわれています。人によっては完全に臭いが消えるまでに2日間かかる人もいます。

【対策】

ブレスケアなどの口臭清涼剤を使うなどの方法で臭いを消すことができますが、効果は低いといえます。

早く臭いを消したい場合には、水分をたくさん摂り、運動して汗をかき、代謝を早めることで、体内に残っているにんにくのにおいの元を排出することができます。

2-3.タバコ

タバコを代表する成分のタールとニコチンには、口臭の原因になる要素をたくさんもっています。

タールは歯や歯茎にヤニという形でこびり付きます。一度こびりついたタールは歯ブラシでは取り除くことができません。

タールのついた歯の面はザラザラするため、そこに汚れが溜まりやすくなります。これが口臭を悪化させる原因のひとつです。

ニコチンは、血管を収縮させる特徴があり、歯茎の周りの血管を収縮させてしまい、抵抗力を弱めてしまうため、歯周病の悪化や歯周病菌の増殖を引き起こし、結果として、口臭を悪化させているといわれています。

タバコ

【対策】

タバコは吸わないに越したことはないのですが、タバコ後の口臭が気になる方は、こまめに歯磨きをしましょう。特に舌に臭いの原因となるタールがつきやすいので、舌磨きを徹底しましょう。

2-4.飲酒(アルコール)

お酒を飲んだ後、アルコールは肝臓で分解されますが、体内を巡っていくため口臭も発生すると言われています。

お酒をのだ後に発生するのはアセトアルデヒトが悪臭の原因です。

二日酔いの人などは、体中からアルコール臭い臭いを感じるように、お口の中の口臭も悪臭を放ちます。

ビール

【対策】

適度の量を飲みましょう。飲みすぎは体にもよくないですし、分解するのに時間がかかりますので、臭いもなかなか消えません。

次の日の朝、すっきり起きれる程度の量に控えることで、口臭も軽減するでしょう。

3.病的な口臭タイプの原因と対策

3-1.最も臭う歯周病

歯周病の原因となる細菌は口臭の原因の中でも最も悪臭を放つ臭いです。

本人は気づかないことが多いですが、電車の中でもめまいがするような口臭を放つ人に出会います。

歯周病になると、歯茎の溝の中に細菌が増殖し、悪臭を放つようになります。また、細菌の死骸が発酵したり、膿がでてきたりする場合は、さらに臭いは悪化していきます。

【対策】

まずは、歯周病の治療を行いましょう。そして歯科医院で、正しい歯磨きの方法を身につけましょう。

歯周病は早い段階で治療に行けば、治る可能性もある病気です。

少しでも気になっているなら、まず歯科医院へ相談してみましょう。

歯周病による口臭について、詳しくは「ガムやうがいでは誤魔化せない?口臭の本当の原因は歯周病などお口の問題」をご覧ください。

3-2.虫歯

虫歯で歯に穴が開いてしまっている場合、穴の中に汚れがたまってしまい、それが臭いの原因になります。

穴の中に溜まった細菌(汚れ)は、発酵し増殖しさらに穴を大きくしていきます。さらに、汚れがたまりやすい状態が続けば続くほど、口臭の原因を増殖していることになります。

また、被せ物が外れてしまってそのまま放置している場合も同様に、穴の周りに汚れが溜まりやすく、口臭の原因となります。

【対策】

虫歯がある、穴が開いている状態で放置している場合は、すぐに歯科医院で治療をしてもらいましょう。
そして、正しい歯磨きの方法を身につけることで口臭予防を行いましょう。

虫歯を放置していると、口臭以外にも様々な問題が起こりますので、気になる方は早めに歯科医院を受診しましょう。

4.心理的口臭

自臭症

実際には口臭はないのに、自分自身が「臭っているのでは?」と過度に心配し、本人には、口臭があるように感じている状態の口臭をいいます。

電車の中で誰かの口臭が気になり、もしかしたら自分も口臭があるのではないかと思い始める方もいるようです。

実際には、1日3回歯磨きもしていて、洗口剤も使っている方が多いですので、口臭外来などを受診して自分の口臭の状態を把握することで気持ちも落ち着くでしょう。

【対策】

口臭外来を受診し、専門医に診断してもらいましょう。

また、定期的な歯科検診で歯ブラシの届きにくいお口の中をクリーニングしてもらいさらに綺麗な状態を保つことは安心感につながります。一人で悩まず、歯科医院へ相談してみましょう。

5.その他、口臭の原因

その他にも歯の治療やお口の管理状態による口臭の原因があります。

5-1.矯正治療

矯正治療中は、歯にブラケットという器具を装着します。ブラケットは非常に複雑な形をしているため、汚れも溜まりやすくなりますし、歯磨きもしにくくなります。

そのため、お口の中に汚れが残りやすく、細菌も繁殖しやすくなり、口臭が発生することがあります。

矯正治療中の歯磨き方法や口臭対策について、詳しくは「歯列矯正中の口臭が気になる!その原因と対処法」をご覧ください。

5-2.ブジッジ(被せ物)

歯と歯をつなげて橋渡しにする被せ物のブリッジを入れた場合、きちんと歯磨きができていないと、汚れが停滞しやすく、口臭の原因になるといわれています。

ブリッジの被せ物周りの歯磨き方法や口臭対策については「ブリッジにしてから口臭が気になる!その対処法と原因」をご覧ください。

5-3.入れ歯

入れ歯はプラスチック製でできており、汚れが停滞しやすく、不潔になると口臭の原因になりやすです。

ぬるぬるした状態で放置していると細菌が増殖し、お口の中にカビ菌が繁殖することがわかっています。

歯を磨くのと同様に、入れ歯もきちんとお手入れをすることで口臭は改善します。

入れ歯による口臭の対策について、詳しくは「もう臭いとは言わせない!入れ歯による口臭の対処法と原因」をご覧ください。

Chrome cobalt denture

5-4.舌の汚れ

歯磨きはきちんとしているけれど、舌を磨いたことがないという方は、舌苔というコケ状の汚れが口臭の原因になっている場合もあります。

舌苔は食べかすやお口の中の皮膚がはがれたものや細菌からできており、舌苔が付着しているとさらに汚れが溜まりやすくなり、口臭の原因になると言われています。

舌の磨き方、舌苔による口臭の対策について、詳しくは「口臭の原因になる舌の汚れ/取り方を歯科衛生士が徹底解説!」をご覧ください。

6.口臭に関連するその他の病気

口臭は健康のバロメーターです。

おかしいなと思ったらすぐに受診しましょう。
口臭にはさまざまな病気が関与していることがわかっています。

呼吸器や糖尿病などにも関連していることが研究されていますので、少しでも気になったら内科や口臭外来を受診しましょう。

6-1.胃の病気

胃に関連する病気からくる口臭は卵が腐ったような匂いを感じると言われています。

胃の病気には、胃炎や胃潰瘍などがあり、逆流性食道炎による口臭は、胃液と混ざり、酸味のある酸っぱい匂いを感じる場合があります。

6-2.呼吸器の病気

呼吸器の病気に関連する口臭は、お肉の腐ったような臭いを感じるといわれています。

主には、肺や気管支などの病気があげられます。

6-3.消化器の病気

消化器の病気に関する口臭は、お肉の腐ったような臭いを感じると言われています。

食道や食道気管支、胃などの病気があげられます。

6-4.耳鼻咽喉の病気

耳や鼻、喉などに関連する口臭も、お肉の腐ったとうな臭いを感じると言われています。

扁桃炎や副鼻腔炎、咽頭に膿がたまる病気などがあげられます。

6-5.腎機能障害に関する病気

腎機能低下に関連する口臭は、酸味のある魚の腐敗したような臭いやアンモニア臭を感じると言われています。

腎不全や機能低下の病気などがあげられます。

6-6.カンジタ菌感染症

カンジタ菌に関連する口臭は、酸味のある臭いを感じるといわれています。

カンジタ菌は、入れ歯や口の中にも感染します。また、寝たきりの方では、咽頭や気管支に感染する場合があります。

6-7.糖尿病

糖尿病に関連する口臭は、リンゴのような甘酸っぱいにおい(アセントン臭)が特徴的な臭いです。

糖尿病のコントロールができていれば、口臭は改善されていきます。

まとめ

口臭の原因には、虫歯や歯周病だけでなく、全身疾患に関連している口臭もあります。
一時的な対処ではなく、原因を改善することで口臭を気にすることなく、楽しい食生活が送れるようになります。
また、それらの口臭は自覚症状がない場合が多いですので、自己診断をするのでなく、気になる方は、口臭外来や内科、歯科を受診してみてください。

Author: 塚本 千草(歯科衛生士)

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